「NHKが映らないテレビ」を大解明!これなら受信料は払わなくてもいい!?

「サブスクの動画配信しか観てないのに、NHK受信料がかかる…」

「年間1万円以上もするNHK受信料を払いたくない!」

そんな現代人の悩みに応える「NHKが映らないテレビ」が、ドン・キホーテから発売され話題を呼んでいます。

YouTube、Netflix、Amazonプライム…ネット動画だけを楽しめる高コスパアイテムですが「法律で義務化もされているNHK受信料を本当に払わなくて大丈夫…?」と不安がありますよね。

ということでこの記事では、

  • NHKが映らないテレビとは?
  • NHK受信料は本当に払わなくていいのか?
  • NHKが映らないテレビが買える場所

などなど、今話題のテレビについて情報をまとめました!

目次

NHKが映らないテレビとは?ドン・キホーテが発売した話題の家電

2021年12月、ディスカウントストア「ドン・キホーテ」系列店舗から「NHKが映らないテレビ」が発売されました。

正式名称は『AndroidTV機能搭載チューナーレススマートテレビ』

その名の通りチューナーが内蔵されていないため、NHKを含むすべてのテレビ放送が受信できないようになっています。

ネットフリックスやAmazonプライムなど、動画配信の普及に対応した最新のテレビ型モニターと言えるでしょう。

NHKが映らないテレビで視聴できる民放局や動画配信サービス

NHK受信料を払いたくないけど、TV番組を全く見られないのはイヤ!という方、ご安心ください。

チューナーレステレビは、チューナーの代わりに「AndoroidTV」機能を搭載し、Andoroidのスマホで使えるアプリをテレビ画面で使用可能です。

TVerなどのアプリを使うことで、無料で民放テレビ番組を楽しめます。

ただし、全局の全番組が配信されるわけではなく、配信期間も決まっているので注意は必要です。

サブスク型動画配信サービス
Netflix、Amazonプライム、Disney+ほか
動画配信アプリ
ABEMA、GAO!ほか
見逃し配信(オンデマンド配信)サイト
TVer、Paravi、FOD、Huluほか

などなど、Androidのスマホ(Google Play)で使用できるアプリやサイトはほとんど利用できます。

また、HDMI端子を使えば、パソコンやゲーム機の外部モニターとしても利用可能。

もちろん、ブルーレイプレイヤーに接続してDVDや映画も楽しめます。

「テレビ番組を見ない」「動画ばかり見ている」「ゲームも好き」

そんな現代の若者のライフスタイルに、この上なく順応しているテレビ型モニターです。

実はSONY(ソニー)もNHKが映らないテレビを発売していた…

「NHKが映らないテレビ」で特に話題を呼んだのは、ドン・キホーテが2021年12月に発売したチューナーレステレビです。

しかし、実は2018年8月に大手家電メーカーSONY(ソニー)が「NHKが映らないテレビ」を発売していました!

ソニーのテレビブランドBRAVIA(ブラビア)が販売する、テレビチューナーを搭載していない業務用ディスプレイモニタ「BZ35F/BZシリーズ」です。

こちらも地上波、BS、CSを含むすべてのテレビ電波を受信せず、AndroidOSを活用してモニターとして様々な動画を大画面で楽しめます。

しかし、2018年当時は業務用モニターであったうえ、現在ほど動画配信サービスが充実していなかったので、話題になりにくかったのでしょう。

そして2021年7月には「BZ30J/BZシリーズ」「BZ35J/BZシリーズ」「BZ40J/BZシリーズ」の3シリーズを発売。

こちらもテレビチューナーを搭載しておらず、4K液晶でインターネットの動画を美しい映像で楽しめます。

STAYERのNHKが映らないテレビは発売見合わせに…

ドン・キホーテを皮切りに「NHK受信料不要テレビ」の勢いは凄まじく、様々な家電、テレビメーカーが販売に舵を切っています。

しかし、STAYERホールディングスが2022年2月に発表した「4K対応43V型チューナーレススマートテレビ」は発売が見合わせに。

昨今の世界情勢、特にロシアによるウクライナ侵攻の影響で輸入や為替に影響があり、製造が困難になっているようです。

同社からは、「昨今の半導体不足、輸送問題、為替の変動、戦争、等によって部材の入手やコストの上昇によって発売を見合わせることとなりました」との回答があった。

引用:excitenニュース(2022年5月6日)より

「モニターとしても格安」と人気のドンキのチューナーレステレビも、今後値上がりしていく可能性は十分にありえますね。

GEO(ゲオ)からもNHKが見れないテレビ発売!

レンタルビデオや漫画、ゲームのほかに、家電の買い取り・販売も行っているGEO(ゲオ)。

ゲオでも「ASTEX 4KHDR対応チューナーレススマートテレビ」が2022年7月に発売されています。

ドン・キホーテのチューナーレステレビは43V型が38,280円(税込)、50V型が43,780円(税込)ですので、ゲオの方がお手頃価格ですね!

他社のチューナーレステレビと比較しても、ゲオの安さはトップクラスです。

NHKが映らないテレビ、本当に受信料を払わなくていいの?

NHK受信料の大きな懸念点として、テレビを持っているだけでNHKとの契約&受信料の支払いが法律で義務化されていることが挙げられます。

いくらNHKが映らないとはいえ、「本当に受信料を払わなくていいの?」「法律違反にならないの?」と不安になりますよね。

しかし結論から言うと、ドンキなどが販売する「チューナーレステレビ」ではNHK受信料の支払い義務は発生しません。

というのも、放送法ではNHK受信料について以下のように定められています。

放送法では、第64条第1項で、「NHKの放送を受信できる受信設備を設置した者は、NHKと受信契約をしなければならない」と定め、NHKを見る・見ないにかかわらず、テレビ等の受信設備を設置していれば、受信契約を締結することを義務付けています。

引用:NHKホームページ よくある質問集 受信料制度について

チューナーレステレビでは、NHKの放送を受信できません。

そのためドンキなどのチューナーレステレビは上記の「NHK放送を受信できる受信設備」に該当しません

つまり、NHK契約義務の条件に当てはまらないため、支払い義務が発生しないというわけです。

NHKにテレビがないと嘘をつかなくても大丈夫

テレビがないという嘘がNHKにはれる可能性はきわめて低いです。

無断で家の中に立ち入り検査をすることができないからです。

しかし、テレビがないという嘘で詐欺罪などで訴えられることを避けたいという願いにぴったりな商品が、チューナーレステレビなのです。

最高裁で争われたこともあるけど…

これまで、NHK受信料をめぐって様々な議論や裁判が行われてきました。

過去には、「NHKの放送だけ映らないよう加工したテレビ」のNHK受信契約について、最高裁までもつれ込んだ事例も。

その際は「NHKの放送だけ映らないよう加工したテレビ」にはNHKとの契約義務が発生すると結論が下されました

受信料制度に批判的な考えを持っていた女性は、NHKの放送信号を減衰するフィルターを作っていた大学准教授に連絡。准教授は、インターネットオークションで購入したテレビにフィルターを組み込み、2018年10月、女性に販売した。
…高裁は「フィルターを外すなどして受信できる場合には契約義務がある」と指摘した。

引用:日本経済新聞(2021年12月4日)

この事例では、もともと地上波放送を受信できるテレビに加工を施しているため、元に戻せばNHKを受信できる環境にあるということが指摘されました。

しかしチューナーレステレビは、そもそもNHKを含むすべてのテレビ電波放送が受信不可能になっているため、契約条件からは除外されるのです。

素人が加工したものではなく、販売メーカーが工夫を凝らして製造している商品ですから、安心して購入できるでしょう。

執念深いNHKのことですから、屁理屈をこねて契約にこじつけてくる可能性も今後あり得ますが…(笑)

NHKが映らないテレビはどこで買える?値段はいくら?

NHK受信料がいらない、価格が安い、スマホと同様に動画が見られる…

良いとこどりのチューナーレステレビが欲しくなったら、どこへ買いに行けばよいのか調査しました。

価格も併せて紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1.ドン・キホーテの店舗

ドン・キホーテ公式サイトによると、『AndroidTV機能搭載チューナーレススマートテレビ』の店舗上限価格(税込)は以下の通りです。

  • 4K対応50V型:43,780円 JANコード 4571365316694
  • 4K対応43V型:38,280円 JANコード 4571365316700
  • フルHD32V型:27,280円 JANコード 4571365316717
  • フルHD24V型:21,780円 JANコード 4571365316724

全国にあるドン・キホーテの実店舗で購入可能ですので、ぜひお近くの店舗をチェックしてみてください。

実店舗なら、セールや売り尽くしで値下げしている場合もありますよ。

なお、店舗への在庫確認やお取り寄せご依頼などをされる際は、スタッフに上記のJANコードを伝えると間違いないです。

ただし、SNSで話題になったこともありかなり人気の商品ですので、手に入れたい人はお早めに!

店舗に問い合わせてみるのも良さそうです。

2.GEO(ゲオ)

先ほどご紹介したGEO(ゲオ)のスマートテレビも、ゲオの店頭で販売されています。

店舗の規模や地域によっては家電を取り扱っていない所もありますので、店頭へ向かう際はチェックをお忘れなく。

ゲオの公式通販サイト「GEO online」では、『4K HDR対応 チューナーレス スマートテレビ』の店頭販売価格が公開されています。

  • 50V型:税込38,280円
  • 43V型:税込32,780円

50V型の大画面モニターが4万円を切るのは、かなり優秀なコスパです。

ゲオのオンラインストアなら自宅まで商品を配送してくれるので、車を持っていない一人暮らしでも手軽に購入できますよ。

3.SmartTV inc.

SmartTV inc.からは、「SmartTV」という4K UHDチューナーレステレビが出ています。
SmartTVサイト https://www.smarttv.jp/

  • 43V型:税込37,400円

ただしSmartTVのサイトでは、現在注文が殺到のため、在庫切れ状態で予約のみの受付となっています。

楽天やAmazonでは購入困難?

結論から言うと、NHKが映らないテレビを買うなら店頭での購入をおすすめします。

実店舗で買うほうが、ネット通販などを使うよりも確実です。

というのも、ドン・キホーテやゲオのチューナーレステレビは需要が高く、生産してもすぐに完売する人気ぶり。

公式のオンラインストアでも在庫が切れていることは少なくありません。

また人気のあまり、ドンキのチューナーレステレビが楽天やAmazonで高額転売されていることも。

他メーカーによる類似商品や、海外ブランド製品が格安で販売されていることもあるので、購入してから「買わなきゃよかった…」と後悔するリスクもあります。

正規の商品を確実に手に入れたい場合は、お近くのドン・キホーテやゲオ、家電メーカーに足を運んでみるのがいちばんです。

スマホだけでも受信料が必要?

テレビ放送が受信できるテレビはないけれど、スマホは所持している場合、NHKの受信料はかかるのでしょうか。とても気になりますよね。

「テレビ放送が受信できるテレビはなく、スマホあり」のケースは「受信契約の対象にはならない」というのが現段階での結論です。

しかし、スマホを所持しているだけでも受信料の徴収ができるように検討され始めているのも事実です。

また、安易に「テレビはスマホでみているのでテレビはありません。」といった断り方も火に油を注ぐことになりかねないので注意が必要です。

NHKと契約をしたくない、NHK受信料は払いたくないという場合には清く「テレビはありません。」で通しましょう。

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