【ゲド戦記】原作者が激怒したってホント?あらすじと共に批評の多い理由を調査

【ゲド戦記】原作者が激怒したってホント?あらすじと共に批評の多い理由を調査

宮崎吾朗さんが監督・脚本を手がけた、2006年公開のスタジオジブリ映画「ゲド戦記」をご存知でしょうか?この作品は原作者のル=グウィンさんを怒らせたという噂があり、気になっている方もいるようですね。

そこで今回は「ゲド戦記の原作者が激怒したってホント?」や宮崎駿監督が試写会で怒って退席したこと、評判の多い理由を調査しましたので皆さんにご紹介していきます。

目次

ゲド戦記の原作者が激怒したってホント?

原作者は映画化を許可していますが、実際出来上がったものを見てどう感じたのでしょうか?ゲド戦記の映画化は、原作者の了解なしには実現しなかったと推測できます。ゲド戦記の原作者が激怒したのは本当なのかについて、1つずつ見ていきましょう。

原作者のル=グウィンが激怒した理由は?

原作者のル=グウィンが激怒した理由は、以下のとおりです。

  • アニメーションの描写力に不満
  • 原作メッセージが説教のように伝わる点が不満
  • 原作にないシーンをストーリーに入れたことが不満

「映画ゲド戦記」の試写会後、宮崎吾朗監督に感想を問われた原作者のル=グウィンは「私の本ではない。吾朗の映画だ。」と答えたようです。宮崎吾朗監督はブログに、原作者の発言を無断で「映画に対する感想」として公式発表。ル=グウィンは原作と映画の違いに強い違和感を感じたとコメントを残しています。

宮崎駿監督にゲド戦記を撮ってほしかった?

原作の第3・4巻をベースに宮崎吾朗監督がゲド戦記の映画制作を行いましたが、原作者のル=グウィンは、宮崎駿監督に撮ってほしかったようです。1980年代初期に宮崎駿監督はゲド戦記のアニメ化を打診しましたが、当時の原作者は日本のアニメすら見たことがなかったため即断ったとされています。

数年後に『となりのトトロ』を見た原作者は、ゲド戦記の映像化を宮崎駿監督に任せたい気持ちになったのでしょう。ゲド戦記の監督が息子の宮崎吾朗さんであることを知った原作者は、残念に感じたとコメントしたようです。

宮崎駿監督は試写会で怒って退席したの?

宮崎駿監督はゲド戦記の初号試写会で怒って退席しており、不機嫌になってタバコを吸いに行き戻る映像が残っています。宮崎駿監督が「ゲド戦記」を観て不機嫌になった理由は、主人公が根本的に弱い点です。同じ弱さでも2種類あり「今弱いが強くなろうとする状態」と「強くなる意志がなく根本的に弱い状態」が挙げられます。

主人公アレンは後者の状態であり、宮崎駿監督は根本的な弱さに息子の姿を重ねて不機嫌になったのでしょう。上映後の宮崎駿監督は「俺は自分の子供を見てたよ」や「大人になってない」などのコメントを残しています。

あらすじと共に評判の多い理由を調査

あらすじと共に評判の多い理由を調査に関する内容は、以下のとおりです。

  • 主人公アレンはひたすら弱くて受動的?
  • ヒロインのテルーは宮崎吾朗監督の分身?
  • 尊敬される国王の父親は宮崎駿監督?

ゲド戦記の評判が多い理由を、紹介していきましょう。

主人公アレンはひたすら弱くて受動的?

主人公アレンがひたすら弱くて受動的なのは、評判が多い理由の1つです。映画「ゲド戦記」の主人公アレンは自分の意志がなくて周囲に流されるまま動き、弱い状態でストーリーが進みます。

宮崎駿監督が手がけていれば、主人公アレンは異なるキャラクターになっていたでしょう。物語の最後で強くなったように見える主人公アレンですが、ヒロインのテルーに促されてやっと覚醒した印象です。

ヒロインのテルーは宮崎吾朗監督の分身?

評判が多い理由の1つとして、ヒロインのテルーは宮崎吾朗監督の分身であることが挙げられます。ゲド戦記のヒロインであるテルーは宮崎吾朗自身の分身のようであり、アレンと同一人物と捉えることができるでしょう。

アレンとテルーは宮崎吾朗自身を2つに割って生み出したキャラクターと考えれば、恋愛に発展する雰囲気を感じなかったのも納得できます。宮崎駿監督作品のヒロインは、自身が守りたい理想の女性であるのに対して、周囲に流されて生きる受動的な主人公アレンの姿は宮崎吾朗監督の人生なのかもしれません。

尊敬される国王の父親は宮崎駿監督?

尊敬される国王の父親が宮崎駿監督と連想できる点は、評判が多い理由の1つといえます。

物語の中で父を殺し、王位を継ぐことを拒否して逃げた弱い主人公アレンは宮崎吾朗そのものでしょう。

主人公アレンが父を殺したのは宮崎吾朗監督の願望であり、彼を優しく導くハイタカはプロデューサーの鈴木敏夫さんを連想させます。周囲に流されてやっと剣を抜く主人公のアレンですが、良いところをヒロインに持っていかれる姿は見方によっては宮崎吾朗監督の人生と重なって見えるでしょう。

まとめ

今回の記事では「ゲド戦記の原作者が激怒したってホント?」を中心に、評判の多い理由をご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

ゲド戦記の原作者は宮崎駿監督に映画制作を任せたかったことに驚きましたが、宮崎吾朗監督は作品を完成させたようですね。スタジオジブリ映画は、素晴らしい作品が多いので今後の宮崎吾朗監督の活躍に期待しましょう!

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