【千と千尋の神隠し】湯婆婆の正体は魔女?モデルや名セリフとともに解説

千と千尋の神隠し

2001年に公開された宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」に登場した、湯婆婆(ゆばーば)について紹介していきます。

作中では、主人公の千尋が働く「油屋(あぶらや)」の支配人を務め圧倒的な存在感を放つなど、なくてはならない存在の湯婆婆。

ですが、正体についてはご存知ない方も多いのではないでしょうか。

そこで!今回は湯婆婆のプロフィールや、モデルになった人物・話題の名台詞なども含め、真相に迫っていきます。

湯婆婆の簡単なプロフィール

本名湯婆婆(ゆばーば)
年齢年齢設定なし(100歳は超えている)
性別女性
声優夏木マリ
性格性悪だが人間味がある

湯婆婆(ゆばーば)は女性で、大女優の夏木マリさんが声優を努めています。

作中では、主人公の千尋をこき使い、ハクに対してもとても口うるさい事から性悪な性格がわかります。

また、仲の悪い双子の姉の銭婆(ぜにーば)も性悪な性格を認めていました。

ですが、千尋が店に儲けをもたらした時や、良いことをした時は抱きしめたり褒めるなど良い一面も見られました。

悪い事はる、良い事は褒めるなど、とても人間味のある性格とも言えるでしょう。

また、年齢に関しては詳しい記載はありません。

湯婆婆は、人間のおばあさんの姿をしていますが、時にカラスの姿で飛び回ったりと、姿を変える事が出来る為、実際にいくつなのか不明。

ですが、「コハク川」の神であるハクよりも、歳をとっているのは事実ですので、100歳は超えていると考えても、おかしくはないでしょう。

湯婆婆の正体は魔女で職業は経営者

実は、「油屋」で経営者として働く湯婆婆の正体は、魔女なのです!

トンネルをくぐった後のシーンでは、千尋の両親が無銭飲食をした際に、両親を一瞬にして「豚」に変えてしまう場面が見られました。

また、「油屋」で働く為、一生懸命お願いする千尋を黙らせようと口が開かないよう魔法を使ったり、名前を忘れさせようと魔法で奪ったりと、とても質の悪い魔女だと言う事がわかります。

湯婆婆の名セリフ

湯婆婆が言った、心に残る名セリフを4つ紹介していきます。

作中では、数々の名セリフを残していますが、その中でも得に評価が高く、私も共感したセリフをピックアップしてみました。

是非、映画を思い出しながらご覧下さい。

贅沢な名だねぇ。 今からおまえの名前は千だ

千尋は、「油屋」で働けるよう経営者である湯婆婆に何度も何度もお願いをします。

そして、ようやく認めてもらえた千尋は、契約書にサインをします。湯婆婆は、千尋の本名「荻野千尋(おぎのちひろ)」の名をみると「贅沢な名だねぇ。 今からおまえの名前は千だ」と、名前を奪ってしまうのでした。

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そう簡単にはいかないよ、世の中には決まりというものがあるんだ

この台詞は、物語の後半に湯婆婆がハクと千尋に言った言葉です。

現実の世界でも決まりがあるように、この世界にも決まりがあり、千尋が自分の言葉で両親を救わなければ帰ることはできません。

現代社会にも通じる、深い言葉だと感じました。

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千!よくやったね、大儲けだよ! ありゃあ名のある河の主だよ。みんなも千を見習いな!

強烈な匂いを放つ、巨大な泥の塊のような姿をしたオクサレサマを、油屋に招き入れてしまった千。

その時湯婆婆は、千をきつくりました。

ですが、オクサレサマの正体が「河の主」である事がわかり、大金を落としていってくれた事に湯婆婆は、大喜びしました。

そして千を褒め、油屋で働く人達に千を見習うように指示した時のセリフです。

行きな!おまえの勝ちだ!早く行っちまいな!

このセリフは、ラストシーンで沢山居る豚の中から千尋の両親を当てる場面で使われました。

最終的に千尋は、この中に両親が居ない事を見事に見破ります。

すると、たくさんの歓声を浴びる中で湯婆婆が、「行きな!おまえの勝ちだ!早く行っちまいな!」と声をかけます。

あれだけ千尋を厄介者扱いしていましたが、どこか寂しそうな湯婆婆の姿が印象に残る感動的なシーンでした。

湯婆婆と銭婆の関係は?違いや見分け方

銭婆(ぜにーば)は、湯婆婆の双子の姉です。とても外見がそっくりで、声も同じな為、見分けるのが難しいのです。

ですが、いくつか違う箇所を発見しましたので、これからご紹介していきます!

ぜひ、見分ける際の参考にして下さいね。

性格の違い

作中でも、違いがハッキリとわかるのが「性格」です。

湯婆婆は、普段からきつい物言いで相手を支配するタイプですが、銭婆は真逆です。

銭婆は、落ち着いた話し方で、とても理解力があるタイプです。

また、湯婆婆のように何でも魔法を使おうとせず、きちんと考えて解決していくところも、2人の違いです。

イボの数

見た目の違いはほぼ無いのですが、唯一違うのが、胸元の「イボの数」です!

本編では、首元までの服を着ているため確認する事は不可能なのですが、裏設定として違いがある事がわかりました。

  • 湯婆婆のイボの数「1つ」
  • 銭婆のイボの数「4つ]

ただし、本編では確認する事が出来ないので、見分けに使う事は出来ません。

湯婆婆が銭婆の契約印を盗もうとした理由

湯婆婆が何故、銭婆が持っている「契約印」を盗もうとしたのかですが、本編では詳しい理由は話されていませんでした。

ですが、釜爺が千尋に湯婆婆が契約印の力を使い、働いているものを奴隷のようにしようとしている事が話されていました。

ですので、湯婆婆はどうしても銭婆から契約印を盗み、自分の自由なように支配したかったのだと思います。

「契約印」には、絶対的な力があるので、常に魔法で支配する湯婆婆にとって必要不可欠な物だったと言えます。

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湯婆婆が名前を奪う理由

湯婆婆が何故、契約する時に名前を奪うのか、理由として明らかなのは「支配したい」という事です。

名前を奪われてしまったら何処から来たのか、どうやって戻るのかなど、全て忘れてしまいます。

ですので、湯婆婆の下で一生働く事となってしまうのです。

湯婆婆は、自分の思い通りの従業員を育てたい一心で名前を奪うのでしょう。

湯婆婆に関して気になること

ここからは、湯婆婆についての素朴な疑問を、わかりやすく解説していきます。気になっていた事があれば、是非参考にして下さい。

湯婆婆は「かめはめ波」を打てるの?

湯婆婆が、カオナシに対して放っていた魔力ですが、ファンの間ではドラゴンボールの「かめはめ波」に似ていると話題になっていました。

公式で内容を確認してみたところ、正式名称は無いようです。

ですが、エネルギーをためて球を作り相手に放つというのは、「かめはめ波」の原理とほぼ同じと言えるでしょう。

湯婆婆って実はいい人?

基本的に、性悪で相手を支配したがる性格の湯婆婆ですが、一部のファンの中で実はいい人なのではないかという疑問がありました。

確かに、「坊」に対してはとても優しく、居なくなった時には必死で探し取り乱す姿がみられましたし、経営者としても、お客様を喜ばせようと従業員と一緒に笑顔で接客をするなど、悪人とは言い切れない姿が見られました。

ですが、魔法の力を使い相手を支配しようと名前を奪ったり、契約印を盗もうとする行為などは悪い事ですので、「いい人」とは言い切れないでしょう。

湯婆婆って若い頃は美人だった?

今となっては、お金儲けに一生懸命の性格が顔からもにじみ出ていて、恐ろしい魔女という感じですが、昔はもっと魅力的な女性だったのではないでしょうか。

公式で発表されているわけではありませんが、湯婆婆が「天空の城ラピュタ」のドーラに似ていると話題になっています。

ドーラは、ふくよかな体をしていますが、昔はスラッとしていて美人でとても魅力的な女性でした。

ですので、湯婆婆もドーラのように、昔はとても魅力的な女性だったのかもしれません。

湯婆婆のモデルは誰?実存する人物?

湯婆婆のモデルとなったのは、人では無く「湯たんぽ」だと言われています。

普段の湯婆婆からは、湯たんぽのような暖かさは感じられませんが、「坊」に対しての気持ちは何処か湯たんぽのような温盛が感じられます。

[chihiro]