【紅の豚】なぜ豚になった?ポルコにかけられた呪いを考察!

【紅の豚】なぜ豚になった?ポルコにかけられた呪いを考察! 1992年にスタジオジブリで制作された、アニメ映画『紅の豚』をご存知でしょうか?「カッコイイとは、こういうことさ」のキャッチフレーズがよく似合う、豚の顔をしたポルコ・ロッソは魅力を感じますね。 そこで今回は、紅の豚はなぜ豚になった?やポルコにかけられた呪い・最終的に解けたのかについて考察しましたので、皆さんにご紹介していきます。 紅の豚はなぜ豚になった? 紅の豚はなぜ豚になった?についての内容は、以下のとおりです。 ● ポルコが自分で呪いをかけたから ● 人間だった頃のマルコが人を殺し過ぎたから 人間だったマルコが、なぜ豚になったのかを1つずつ見ていきましょう。 ポルコが自分で呪いをかけたから ポルコが自分で呪いをかけたことは、紅の豚が「豚」になった理由です。そもそも物語の中でポルコに呪いをかけた存在は登場しないことから、自分でかけたと考えることが自然でしょう。ポルコにかけられた呪いは「自己嫌悪」や「自責の念」などと推測できます。 ポルコは人間であることが嫌になり、自分で豚になることを選択したのでしょう。 人間だった頃のマルコが人を殺し過ぎたから 人間だった頃のマルコ・パゴットはイタリア空軍の大尉で、第一次世界大戦ではエースパイロットだったこともあり、敵を何機も撃ち落としたと考えられます。人を殺したことや、自分だけ生き残ったことなどに対して自己嫌悪や自責の念を抱いていたのでしょう。 「いい奴はみんな死んだ奴らさ」のセリフは、戦争で早死にした人間は人を殺した人数も少ないとの解釈もできます。ポルコは自ら豚になり、これ以上人を殺すことを避けたかったと言えるでしょう。マルコが犯した罪は消えないことから、ポルコは今も苦しんでいると推測できます。 ポルコにかけられた呪いを考察! ポルコにかけられた呪いを考察!に関する内容は、以下のとおりです。 ● ポルコにかけられた呪いを解いたのはフィオではない? ● ポルコにかけられた本当の呪いとは? ポルコにかけられた呪いについての考察を、参考にしてみてください。 ポルコにかけられた呪いを解いたのはフィオではない? 最後のシーンでフィオがポルコにキスをしますが、この場面で呪いが解けたとは言いきれません。ポルコはフィオに対して内面を見てほしいとは思っておらず、好意を寄せられたことにより呪いが解けたとは考えにくいでしょう。 2人のキスシーンは他にもあり、カーチスとの決戦の前夜の件で、フィオが「ポルコっていい人ね」と言う場面です。最後のキスシーンで呪いが解けたと考えるなら、この時点でも良いでしょう。最終的にフィオがポルコにキスをすることにより、呪いが解けたわけではないことが分かります。 ポルコにかけられた本当の呪いとは? ポルコにかけられた本当の呪いを解く方法は、人間だった頃にイタリア空軍として敵を何機も撃ち落とした罪を償うために、自身が殺されることです。物語の中でポルコは自ら豚になり、周囲から自分が憎まれるように仕向けて「俺を殺せ」と煽っています。 ポルコが自分に賞金をかけ、周囲に撃ち落として殺すように煽るのは、自身にかけた本当の呪いを解くためです。 最終的にポルコの呪いは解けたのか? 最終的にポルコの呪いは解けたのか?に関する内容は、以下のとおりです。 ● 最終的にポルコを撃墜した人物とは? ● 最終的にポルコは人間に戻った? ポルコの呪いが最終的に解けたのかについて、1つずつ見ていきましょう。 最終的にポルコを撃墜した人物とは? 罪を償えないでいるポルコは物語の最後、ジーナによって撃墜されて罰を受けます。撃墜されたシーンは、フィオがポルコにキスをした直後にジーナの乗る飛行艇の羽根がポルコの頭に直撃して海に沈むところです。 ポルコはフィオのキスで一瞬油断していたため、ジーナの一撃によって初めて撃墜されています。フィオを抱きかかえて「こいつを堅気の世界に戻してやってくれ」と言うポルコに、「ずるい人」と返すジーナ。呆れた表情を見せて飛行艇の羽根でポルコの頭を殴って罰しました。 https://twitter.com/kinro_ntv/status/1481962753770532864 ポルコを撃墜した人物・ジーナ 最終的にポルコは人間に戻った? ジーナが罰したことにより、豚のポルコ・ロッソは人間のマルコ・パゴットに戻れたと考えられます。3度結婚したジーナの元夫は全員戦死しており、最も戦争で苦しんできた人間と言えるでしょう。戦争をして殺し合うのは男性ですが、ポルコが殺してきた多くの人には妻がいたと推測できます。 傷つくのは女性達であることから、ポルコを罰する人物としてジーナは適任と言えるでしょう。ジーナが女性を代表し、戦争をする男性の代表であるポルコを叱って罰することは、筋が通っていると考えられます。 まとめ 今回の記事では、紅の豚はなぜ豚になった?を中心にポルコにかけられた呪い・最終的に解けたのかについて考察させて頂きましたがいかがでしたでしょうか? ポルコ自身が豚になる呪いをかけていたと考察できますが、最終的に解けたようですね。戦争により傷ついたのは、男性だけでなく女性にも言えることから、そのような背景を踏まえて作品を楽しんでみましょう!

1992年にスタジオジブリで制作された、アニメ映画『紅の豚』をご存知でしょうか?「カッコイイとは、こういうことさ」のキャッチフレーズがよく似合う、豚の顔をしたポルコ・ロッソは魅力を感じますね。

そこで今回は、紅の豚はなぜ豚になった?やポルコにかけられた呪い・最終的に解けたのかについて考察しましたので、皆さんにご紹介していきます。

目次

紅の豚はなぜ豚になった?

紅の豚はなぜ豚になった?についての内容は、以下のとおりです。

  • ポルコが自分で呪いをかけたから
  • 人間だった頃のマルコが人を殺し過ぎたから

人間だったマルコが、なぜ豚になったのかを1つずつ見ていきましょう。

ポルコが自分で呪いをかけたから

ポルコが自分で呪いをかけたことは、紅の豚が「豚」になった理由です。そもそも物語の中でポルコに呪いをかけた存在は登場しないことから、自分でかけたと考えることが自然でしょう。ポルコにかけられた呪いは「自己嫌悪」や「自責の念」などと推測できます。

ポルコは人間であることが嫌になり、自分で豚になることを選択したのでしょう。

人間だった頃のマルコが人を殺し過ぎたから

人間だった頃のマルコ・パゴットはイタリア空軍の大尉で、第一次世界大戦ではエースパイロットだったこともあり、敵を何機も撃ち落としたと考えられます。人を殺したことや、自分だけ生き残ったことなどに対して自己嫌悪や自責の念を抱いていたのでしょう。

「いい奴はみんな死んだ奴らさ」のセリフは、戦争で早死にした人間は人を殺した人数も少ないとの解釈もできます。ポルコは自ら豚になり、これ以上人を殺すことを避けたかったと言えるでしょう。マルコが犯した罪は消えないことから、ポルコは今も苦しんでいると推測できます。

ポルコにかけられた呪いを考察!

ポルコにかけられた呪いを考察!に関する内容は、以下のとおりです。

  • ポルコにかけられた呪いを解いたのはフィオではない?
  • ポルコにかけられた本当の呪いとは?

ポルコにかけられた呪いについての考察を、参考にしてみてください。

ポルコにかけられた呪いを解いたのはフィオではない?

最後のシーンでフィオがポルコにキスをしますが、この場面で呪いが解けたとは言いきれません。ポルコはフィオに対して内面を見てほしいとは思っておらず、好意を寄せられたことにより呪いが解けたとは考えにくいでしょう。

2人のキスシーンは他にもあり、カーチスとの決戦の前夜の件で、フィオが「ポルコっていい人ね」と言う場面です。最後のキスシーンで呪いが解けたと考えるなら、この時点でも良いでしょう。最終的にフィオがポルコにキスをすることにより、呪いが解けたわけではないことが分かります。

ポルコにかけられた本当の呪いとは?

ポルコにかけられた本当の呪いを解く方法は、人間だった頃にイタリア空軍として敵を何機も撃ち落とした罪を償うために、自身が殺されることです。物語の中でポルコは自ら豚になり、周囲から自分が憎まれるように仕向けて「俺を殺せ」と煽っています。

ポルコが自分に賞金をかけ、周囲に撃ち落として殺すように煽るのは、自身にかけた本当の呪いを解くためです。

最終的にポルコの呪いは解けたのか?

最終的にポルコの呪いは解けたのか?に関する内容は、以下のとおりです。

  • 最終的にポルコを撃墜した人物とは?
  • 最終的にポルコは人間に戻った?

ポルコの呪いが最終的に解けたのかについて、1つずつ見ていきましょう。

最終的にポルコを撃墜した人物とは?

罪を償えないでいるポルコは物語の最後、ジーナによって撃墜されて罰を受けます。撃墜されたシーンは、フィオがポルコにキスをした直後にジーナの乗る飛行艇の羽根がポルコの頭に直撃して海に沈むところです。

ポルコはフィオのキスで一瞬油断していたため、ジーナの一撃によって初めて撃墜されています。フィオを抱きかかえて「こいつを堅気の世界に戻してやってくれ」と言うポルコに、「ずるい人」と返すジーナ。呆れた表情を見せて飛行艇の羽根でポルコの頭を殴って罰しました。

ポルコを撃墜した人物・ジーナ

最終的にポルコは人間に戻った?

ジーナが罰したことにより、豚のポルコ・ロッソは人間のマルコ・パゴットに戻れたと考えられます。3度結婚したジーナの元夫は全員戦死しており、最も戦争で苦しんできた人間と言えるでしょう。戦争をして殺し合うのは男性ですが、ポルコが殺してきた多くの人には妻がいたと推測できます。

傷つくのは女性達であることから、ポルコを罰する人物としてジーナは適任と言えるでしょう。ジーナが女性を代表し、戦争をする男性の代表であるポルコを叱って罰することは、筋が通っていると考えられます。

まとめ

今回の記事では、紅の豚はなぜ豚になった?を中心にポルコにかけられた呪い・最終的に解けたのかについて考察させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

ポルコ自身が豚になる呪いをかけていたと考察できますが、最終的に解けたようですね。戦争により傷ついたのは、男性だけでなく女性にも言えることから、そのような背景を踏まえて作品を楽しんでみましょう!

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