2006年に公開された、細田守監督のアニメ映画『時をかける少女』をご存知でしょうか?
原作が筒井康隆の同名の小説であることから、注目していた人もいるようですね。
そこで今回は、時をかける少女の千昭はなぜ帰ったのか、絵を見なかった理由について調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。
時をかける少女の千昭はなぜ帰った?
タイムリープしてきた千昭ですが、なぜ未来に帰ったのかを探ってみましょう。
真琴にタイムリープを知られたから
時をかける少女の千昭はなぜ帰ったのかは、真琴にタイムリープの存在を知られたからです。タイムリープの存在を「現代人に知られてはいけない」ことが最大の規則。真琴は誰にも言わないと千昭に伝えますが、彼は姿を消しました。この時のタイムリープの回数は「00」だったことから、千昭は未来に戻れなかったかもしれません。
その後、千昭の最後のタイムリープにより、真琴は残りの1回を使って過去に戻ります。真琴が未来の話を千昭から聞いたことを本人に伝えたことで帰ることが確定したため、彼は話してしまった自分を責めました。
未来に帰る時期が過ぎていたから
現代での千昭の滞在期間は不明ですが、未来に戻る時期が過ぎていたから帰ったと推測できます。真琴が最後のタイムリープをする際に、さまざまな思い出が走馬灯のように過ぎていきました。思い出のシーンにより、桜の花びらが舞い散る季節(4月)に千昭が転校してきたと考えられます。七夕の季節では、真琴たちといることが楽しくて、帰るはずだったが夏になってしまったと千昭は言いました。
千昭のセリフから未来に戻る時期が経過していることは分かりますが、帰る予定が春と夏のどちらだったのかは不明です。
最も重要なことは未来に帰ることだったから
千昭にとって1番重要なことは、未来に帰ることだったと推測できます。千昭は絵について真琴に「見るだけで良かった」「一生忘れないつもりだった」と語っていました。千昭は自分がいた時代に戻れなくなったため、絵を見られても意味がないと発言。言い換えると「絵を見るよりも、未来に帰ることが重要」とも読みとれます。
真琴がタイムリープを知ったことに千昭が気づいたのは昼間で、未来に戻ったのは日暮れ時。それまでに真琴は功介が1回死んで千昭が助けた話をしていると推測でき、事情を知って未来に帰ることを優先したのでしょう。
千昭が絵を見なかった理由
「白梅二椿菊図」の絵を、千昭が見ずに帰った理由を考察していきます。
未来で絵が見られると確信したから
千昭が絵を見ずに帰ったのは、未来で叶うと確信したからです。千昭との別れである真琴の最後のタイムリープシーンで、未来に帰っても無くなったり燃えたりしないと真琴は発言しています。また、絵が残るようにするという真琴の言葉に対して、千昭は「よろしく頼むよ」と答えました。
千昭は真琴が絵「白梅二椿菊図」を守り、未来に繋げてくれると確信したからこそ、見ずに帰ったのでしょう。
真琴と功介との時間が千昭の心を満たしたから
絵を見ずに千昭が未来へ帰った理由は、真琴と功介と一緒にいる時間が楽しかったからです。千昭の絵を見る目的が「希望や勇気をもらう」や「癒されたい気持ち」だったとしたら、2人と過ごした時間は千昭の心を満たしたでしょう。千昭は絵を見ることよりも、重要なものを手に入れたため見ずに帰ったと推測できます。
真琴と功介との思い出を大切にし、未来へ帰った千昭のその後は不明ですが、少しでも明るく変化していることを願いましょう。
まとめ
今回の記事は、『時をかける少女』の千昭はなぜ未来に帰ったのかを中心に、絵を見なかった訳についてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
絵を見ずに帰った千昭の行動には驚きましたが、真琴と功介の存在が大きかったようですね。『時をかける少女』の考察を参考に、本作品を視聴してみましょう!