【耳をすませば】天沢聖司はストーカー?気になる奇行を徹底検証!

1995年に制作されたスタジオジブリ作品『耳をすませば』。進路迷いながら奮闘する主人公の少女・雫と、バイオリン作家を目指すハンサムな同級生・天沢聖司の甘酸っぱい青春を繊細に描いた不朽の名作です。

特に天沢聖司はイケメンキャラクターとして大人気で、多くの視聴者を魅了しています。整った容姿にクールな性格、それでいて主人公・雫に淡く一途な恋心を抱いている一面などが、幅広い層の女性の心を掴むようです。

しかし一方で、天沢聖司が雫に対してストーカーチックな行為をしてるのではないか?という声も多数。映画の展開を細かく見ると、天沢聖司が雫との恋愛を初めから目論んで行動していたのではないかという意見が散見されます。

そこで今回は、そんな天沢聖司の詳しいプロフィールとともに、ストーカー的だと言われている行為を徹底検証!天沢聖司ファンの方も、ぜひ彼の新たな一面として本記事の検証をチェック日てみてくださいね。

目次

天沢聖司の基本プロフィール│年齢・性格・声優など

名前天沢聖司
性別男性
年齢15歳
声優高橋一生
性格真面目で毒舌

天沢聖司は読書家でバイオリンが弾けるハンサムで、多くのファンからはインテリな紳士的キャラクターとして認識されています。実際にさらりとバイオリンを弾きこなしてみせたり、率直な意見を物怖じせず発言したりするシーンはかっこいいと評判です。

天沢聖司の年齢は月島雫と同じ中学3年生(15歳)

一見大人びた青年に見える天沢聖司ですが、その年齢は15歳。主人公・雫と同じ向原中学校の3年生です。雫とはクラスが違うため接点がありませんでしたが、2人は同級生として同じ学校に通っています。成績優秀でクールな性格をしており、自分の夢がはっきりと決まっているため、雫や他のキャラクターよりも大人びた雰囲気をまとっていますよね。

学校の後に祖父・西司朗が営むアンティークショップ「地球屋」の階下にある工房でバイオリン作りに真剣に勤しむ姿も、とても中学生とは思えません。知的で優しい祖父の影響や、自分の夢に向かって見習いとして積極的に働く姿勢などが大人びた印象を作っているようです。

性格は真面目で自分に厳しいしっかり者

聖司は成績優秀で読書家、そして「バイオリン職人」を目指して日々工房で修行を積む真面目な性格。遊びにほうけるような様子はなく、夢のために自分を厳しく律せるようなしっかり者です。劇中では自分の将来を語るシーンがあり、目標に向かって具体的に努力している姿も見受けられます。

担当声優は高橋一生さん

天沢聖司の声優は、当時14歳だった俳優・高橋一生さんが担当しています。声変わりをする前の高橋一生さんの声が、爽やかでハンサムな聖司にピッタリだと、このキャスティングは高く評価されています。近藤喜文監督は「日常的な芝居が普通にできる」ことと「実年齢が持つ空気や存在感」を重視して高橋一生さんを採用したそうです。

また高橋一生さんは、作の収録が終了した1週間後に声変わりが始まったそうで、本作はまさに奇跡のタイミングで収録された作品だとメディアで語っています。天沢聖司というキャラクターを、声変わり前の少年らしい魅力を持った高橋一生さんの声を意識しながら楽しむのも乙ですね。

天沢聖司は原作と映画で設定が違う?

ジブリで映画化された『耳をすませば』と原作では、聖司の設定が異なることもファンの間では有名。これは、原作を読んでいた宮崎駿さんが内容から脚本を構成した際に、宮崎さんならではの変更や細部の作り込みが行われたためです。

【年齢】原作は中学1年、映画は中学3年

原作漫画で雫と聖司は中学1年生の設定ですが、映画版では2つ年齢を上げた中学3年生の少し成長した少年少女です。この設定変更には深い意味があり、宮崎さんは「高校受験や進路の決定などのさまざまな制約」を青春に加えることで、成長を強く望む雫と聖司の切実な感情や、青春の輝きを描こうとしました。

【夢】原作は画家、映画はバイオリン職人

聖司の将来の夢は原作においては画家であり、映画版でバイオリン職人に変更されました。実は『耳をすませば』と言えば誰もが連想する劇中歌である「カントリー・ロード」も映画版のみに登場するため、宮崎監督は音楽と青春の融合させるために聖司の夢を「バイオリン職人」に変更したのではないかと言われています。

【兄弟】原作だと兄・航司がいる

さらに原作にでは聖司には航司という名の兄がいます。原作では聖司より3つ年上の高校1年生で、雫の姉・月島汐と交際していました。外見はメガネをかけた物腰の優しそうな青年で、どちらかというと無愛想な聖司とは反対のタイプです。

天沢聖司のモデルは呂布カルマ?それとも大泉洋?

SNSでは、天沢聖司のモデルが呂布カルマさんや大泉洋さんなのでは、という話題も散見されます。これに関しては全くエビデンスのない情報で、呂布カルマさんに関しては自信のTwitterアカウントで「聖司のモデルは自分だ」というジョークを発信したことから話題となりました。

大泉洋さんに関しても原作者、映画制作者共に言及はなく、こちらも噂の1人歩き状態です。「Yahoo!知恵袋」では元春喜助さんという人物が「天沢聖司のモデルは大泉洋だ」と明言しているという回答が見られますが、そもそも原作者は柊あおいさんなので情報誤認の可能性が高いでしょう。

天沢聖司がヤバいと噂?5つのストーカー疑惑を検証

天沢聖司は雫と同じ中学に通うクールな秀才。ジブリファンの中でもイケメンキャラクターとして高い人気を誇りますが、実は一部のファンの間では雫へのストーカーチックな行動が注目されています。ここからは、そんな聖司の行動を考察してみましょう!

疑惑1.雫が読みそうな本を先回りして読破

聖司は、実は関わりを持つ前から雫のことを意識しており、雫が読みそうな本を先回りして読破していました。この行動は結果的に聖司の名前を雫へ刷り込むこととなり、雫はどんどん聖司のことを考えるようになります。つまり聖司は直接的なアプローチではなく、本という共通の趣味を通して自分の存在をアピールする手段をとったのです。

疑惑2.初対面にも関わらず雫に対して嫌味を発する

雫がベンチに置き忘れた本を聖司が勝手に開き、本にに挟まっていた雫の「カントリー・ロード」の翻訳を見て嫌味を言うのが2人のファースト・コンタクトです。「コンクリートロードはやめたほうが良いと思うぜ」という嫌味とともに意地悪そうに笑う聖司に、雫は憤慨します。雫にとっては初対面なのにも関わらず、いきなり親しげに嫌味を言う態度は執着的だと注目されました。

また、雫がベンチから離れた時にタイミング良く現れることから、ずっと雫を見ていたのではないかという意見も散見されます。接触のタイミングや発言を見ると少々ストーカーチックに思えてしまいますよね。

疑惑3.カントリー・ロードを初セッションで完璧に弾きこなす

地球屋を雫が訪れた時にさりげなくバイオリン制作を開始し、カントリー・ロードをセッションするシーンも突然なのに完璧に弾きこなしていると注目されました。雫に演奏をお願いされると、渋るそぶりを見せながらもイントロから間違えることなく完璧に演奏してみます。

その姿はまるで雫の知っている曲をあらかじめ練習していたように見え、一部ではストーカーチックだという意見が散見されました。偶然を装ってカントリー・ロードを演奏し、雫を喜ばせようとしたのかもしれません。カントリー・ロードは中学生で突然弾きこなせるような曲ではないため、事前に練習していた線が濃厚です。

疑惑4.雫が執筆に没頭する間、目の前で待機

物語を描くために図書館で調べ物に没頭する雫の前の席に聖司が座り、何も言わずに待機するシーンでも、祖父から情報を聞いて急に現れる展開がストーカーチックだと指摘されています。2ヶ月の修行に旅立つ前に雫に会いにきたというロマンチックなシーンでもあるのですが、現れ方が唐突なので疑問を持つ方も多いようです。

また、雫の調べ物が終わるまで本を読んで待つ、という行動も注目されています。ここで注目されているのは、雫の行動をミラーリングして精神的距離をつめる、同じ行動で同じ時間を共有して親密になる、という目論みです。細部を分析すると、聖司が計画的に雫との関係を深めていることが分かりますね。

疑惑5.雫の家の前で待ち伏せ

2ヶ月の修行を終えた聖司は、物語の終盤で夜明けの雫の家を訪れます。雫がなんとなく目を覚まし、ふと窓の外を見ると、自転車に乗った聖司が待っているのです。聖司はなんの約束もないのに、明け方の雫の家の前で待っていました。一見とてもロマンチックなタイミングに見えますが、一部では待ち伏せがストーカーチックだと指摘されています。

「会いたいと思っていたら本当に雫が窓から顔を出した!」と無邪気にはしゃぐ姿は可愛らしいと人気もありますが、長時間待機を覚悟する無謀なかけに対する根性も注目されているシーンなのです。

結論!天沢聖司のストーカーはイケメンだから許される…

甘いマスク、成績優秀など、さまざまなイケメン要素から、聖司のストーカー行為はそこまで追求されないのです。ここからは、そんな聖司の少々ストーカーチックながらも人気のセリフを紹介していきます。

1.「俺、お前より先に図書カードに名前書くため、ずいぶん本読んだんだからな」

雫との関係が深まり、屋上で話し込んでいる時の聖司のセリフです。ここで聖司は、雫に自分をアピールするために先回りして本を読んでいたことを告白します。この際に聖司は「隣の席に座ったこともあるんだぞ!」とも言い、かなり前から雫を気にしていたことを示唆するのです。雫はその言葉に頬を赤らめ、戸惑うようなときめくような表情を見せます。

2.「雫に早く会いたくてさ、何度も心の中で呼んだんだ。雫!って。そしたらさあ本当に雫が顔 出すんだもん。すごいよ俺達」

修行から帰った聖司が、明け方の雫の家を訪問した時のセリフです。聖司はなんの約束も、連絡手段もないまま寒い明け方の道で雫の家を眺めていました。そんな時に、偶然目を覚ました雫が窓から顔を出したのです。このシーンは聖司の言うようにまさに「運命的」。待ち伏せが少々ストーカーチックですが、雫も聖司との再会に喜んだことで、このシーンはジブリの青春が炸裂するシーンとして人気を集めました。

3.「俺…今すぐってわけにはいかないけど、俺と結婚してくれないか」

2人で日の出を眺めながら、今後の話をする流れで聖司は雫にプロポーズをします。「きっと一人前のバイオリン作りになるから!」と雫に誓うのです。中学3年生という若さで突然のプロポーズという流れから、少々飛躍が指摘されるシーンでもありますが、まっすぐな純愛が多くのファンの心を掴みました。雫もプロポーズに喜び、2人は将来に希望の光がさす最高のエンディングをむかえます。

祝実写化!天沢聖司の担当俳優は「中川翼&松坂桃李」

『耳をすませば』は実写映画化も進められており、2022年10月14日に公開予定です。中学生時代の聖司を中川翼さん、大人になった聖司を松坂桃李さんが演じます。中川翼さんも松坂桃李さんも知的で甘いマスクをしているため、まさに原作や映画の聖司にピッタリだと話題になりました。

そして実写版映画では、スタジオジブリの映画では描かれなかった雫と聖司のその後を描いています。お互いを好きなまま大人になった雫と聖司の関係性や、夢をどのように叶えていったかなどが展開されていくようです。ジブリ映画や原作のファンの多くは、雫と聖司の未来を知ることができる待望の作品として本作に大きな期待を寄せています。

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