シネコンのロビーにふんわりと漂う、バターやキャラメルの香ばしい匂い…。
映画のお供と言えば、ポップコーンが定番!
なかなか安くないお値段なのに、ついつい飲み物といっしょに買ってしまいます。
普段、コンビニやスーパーで見かけてもそんなに食べたいと思わないのに、映画館では食べたくなるから不思議ですよね。
でも、なぜ映画館ではポップコーンが定番なの? 食べる音は映画の邪魔にならない? カロリーは?
当記事では、映画館のポップコーンが定番化した理由や、カロリーなど気になるあれこれを徹底解説!
映画館でポップコーン食べる派、食べない派から、音がちょっと気になる人、家で映画を見るときもポップコーンが恋しい人まで…。
映画館大好き、ポップコーンも大好きな著者が、いろんなタイプの人に参考になるようまとめました。
ぜひ読んでみてくださいね!
なぜ?映画館でポップコーンが売られている理由
まずは、映画館でポップコーンが定番化した理由をご紹介。
やはりここまで一般的になった裏には、ちゃんと理由があるんです。
- 日本では考えられない!?意外な理由
- 納得の機能面
- コストがかからない
それでは、解説していきます!
1.日本では考えられない!?意外な理由
映画館でポップコーンが販売されるようになったのは1940年頃、アメリカでのこと。
当時の映画館では、映画がおもしろくないと、観客がスクリーンに物を投げつけることがありました。
感情表現の激しい、欧米ならではの現象ですよね…。
そこで劇場は、他の人に当たっても危なくない、またスクリーンに当たっても傷がつかないポップコーンを販売するようになりました。
それが映画と一緒に、日本にも入ってきたというわけです。
もちろん現在では、アメリカの映画館でも物を投げるような人はめったにいません。
海外で映画を見ることがあっても、安心して楽しんでくださいね!
2.納得の機能面
ふんわりとしたポップコーンは、ポテトチップスや煎餅に比べると、食べる時にあまり音がしません。
フライドチキンやフライドポテトほど匂いも強くないため、密閉された空間にはかなり適しています。
またとても軽いので、薄暗い館内の移動にもぴったり。紙製のバケツ型容器に入れることで、袋のガサガサというイヤな音も防げます。
ポップコーンは映画館の静かな環境をできるだけ邪魔しないよう、とても考えられたお菓子なんです。
3.コストがかからない
ポップコーンの原料となるのはトウモロコシと塩です。
最近は凝ったトッピングもありますが、基本的にはこの2つで作れます。
つまり、材料費が安価。さらに見た目にボリュームを出しやすいこともあって、とても利益を出しやすい商品なのです。
客としては「そんな理由でポップコーンを買いたくない」と思うかもしれません。
でも映画館は、入場料の半分を配給会社に支払っています。そこから人件費、上映設備、上映環境の維持費を差し引くと、それだけで利潤を出すのはとても大変。
ポップコーンの売り上げは、映画館にとって重要な収入源となっています。
映画館で販売されている飲食物は、コンビニなどで買うことを考えると、少し高いと感じるかもしれません。
ですが、いつも楽しませてもらっている映画館でポップコーンを買うことは、映画館へのとても大きな貢献になるんですよ。
ポップコーンを食べる音がうるさくて迷惑にならない?
映画館でポップコーンを買ったけど、音が気になって、ほとんど食べられないまま映画を見終わってしまったことはありませんか?
混んでいるときなど、特に気を遣いますよね。
でも、それほど神経質になる必要はありません。だって映画館で売られているのですから。
ただし、配慮は必要です。
小さなお子さんなら仕方ありませんが、大人なら最低限、静かなシーンでは食べないように心がけましょう。
むやみにカップをかきまわしたり、一度にたくさんを口の中に入れるのもよくないです。
いつもより静かに咀嚼することを心がけてください。
では、他のお客さんの音が気になる時は?
なんとかして迷惑していることを伝えたいですが、トラブルになるのはイヤですよね。
ここからは、運悪く食べる音がうるさい人の近くに座ってしまった場合の対処法を解説していきます!
他のお客さんの食べる音がうるさい時はどうすればいい?
正直、劇場で販売されているポップコーンの場合、あまり過敏になるのはよくありません。
でも時々、手持ち無沙汰なのかやたらとカップをかき回す人、映画のジャンルやシーンに関係なくモシャモシャと食べ続ける人…。
ありえないレベルで音を立てる人が、残念ながら存在します。
そんなとき、どう対応するのが正解でしょうか?
直接声を掛けて注意するのは、トラブルに発展することもあるのでおすすめできません。
少し首を傾けて視線を送ったり、咳払いをしたりすることで気付いてくれればいいのですが…。
ダメな場合は、座席の移動を検討しましょう。
「映画館って指定席なのに、席の移動していいの?」
ちょっとびっくりですよね。でも、やむを得ない事情がある場合は許されています。
ただし、あくまで黙認されている状態。上映前なら必ずスタッフに声を掛け、移動したい理由を伝え、対応してもらいましょう。
上映が始まっている場合は、極端に静かなシーンやクライマックスなど盛り上がっているタイミングは避けて、とにかくそっと動くことが大切です。
他の人の迷惑にならないよう、頭を低くして人の少ないエリアを目指してください。
個人的な事情で人の前を横切るのもよくないので、ポップコーンの音に悩まされたことがある人は、移動の楽な通路側の席を確保しておくのも一案です。
「やむを得ない座席の移動」は、あくまで映画館側の厚意とお客さんへの信頼から許されていること。
とにかく他のお客さんに迷惑にならないかをよく考えて、混んでいる場合はあきらめましょう。
映画館のポップコーン!サイズ別の値段やカロリー
続いて、映画館のポップコーンのカロリーについてです。
- 塩味
- キャラメル味
大手シネコンの「TOHOシネマズ」に問い合わせてみた結果を、サイズ別、味別で紹介しています。
気になる方はチェックしてくださいね!
塩味
サイズ | S | M | L |
値段 | 330円 | 380円 | 490円 |
カロリー | 212kcal | 425kcal | 585kcal |
トウモロコシとたっぷりの油を使用するポップコーン。
かなりの高カロリーかと思っていましたが、Sサイズならなんとかおやつとして許容範囲。
これはうれしい事実です。
M、Lサイズはシェアを考えた方が無難な数値ですね…。
キャラメル味
サイズ | S | M | L |
値段 | 330円 | 380円 | 490円 |
カロリー | 333kcal | 590kcal | 872kcal |
うーん、砂糖を煮詰めたキャラメルがかかっているので、塩味よりカロリー高めになってしまうのは仕方ありません。
それでもSサイズなら、ちょっと贅沢なおやつとしていけそうです。
M、Lは残念ながら、一食分に迫るなかなかパンチのある数値…。
シェアする相手がいない時は、Sサイズで我慢したほうがよさそうです。
映画館のポップコーンは持ち帰りできる?
映画館のポップコーンは、その場で作られています。
スーパーやコンビニで売ってるものより、香りもよくておいしいですよね。
家で食べたいと感じる人もいるのではないでしょうか?
あまり知られていませんが、ほとんどの映画館のポップコーンは、テイクアウトできるようになっています。
映画は見ずに、ポップコーンだけを買うこともできます。
買ったその場で、もしくは映画が終わった後、コンセッションで持ち帰りたいことを伝えましょう。
カップごと入れられるビニール袋を、10円前後で販売してくれます。
規模の小さなミニシアターの場合は用意がない可能性もありますので、購入前に確認してくださいね。
映画館のポップコーンを再現できるレシピ
実は映画館のポップコーンは、家でも作ることができるんです!
レシピサイトで検索すると、簡単な作り方が出てきますよ。
最低限必要なツールは、フライパンと蓋。
家で映画を見る時に、ぜひチャレンジしてみてください!
シンプルな塩味のレシピ。旦那様がアメリカ人の方のレシピとのことで、作り方は簡単ですが本格的な味が期待できそうですね!
こちらはキャラメル味のレシピ。キャラメルって家で作れるんですね…。
コメント