ジブリ映画の『崖の上のポニョ』で「町は沈んで全員亡くなっている」「ポニョは死神」などの噂が流れていることをご存知でしょうか?さまざまな情報があることから、実際はどうなのかを知りたい人もいるようですね。
そこで今回は、崖の上のポニョでリサが死んだとされる理由や、都市伝説について調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。
崖の上のポニョでリサが死んだとされる理由とは?
崖の上のポニョでリサが死んだとされる理由は、以下のとおりです。
- 老人ホームが死後の世界?
- ポニョの名が死を司る存在と同じ
- 宗介とポニョが出会った家族が大正時代の人間?
宗介の母親であるリサが死んだと言われる原因について、1つずつ見ていきましょう。
老人ホームが死後の世界?
老人ホームが死後の世界の可能性があることは、崖の上のポニョでリサが死んだとされる理由です。水中の老人ホームが死後の世界と感じられる点は、以下を参考にしてください。
- 水中で呼吸ができる
- 水中なのに明るくて色鮮やかな世界である
- 車いす生活の老人たちが元気に走り回る
宗介の町は津波に襲われましたが、水中に沈んだ町は美しく描かれています。津波に襲われた町を描くなら、建物が倒壊して荒れ果てた状態になるでしょう。
宮崎駿監督が沈んだ町を美しく描いたのは、宗介の町ではなくあの世であったからだと推測できます。
ポニョの名が死を司る存在と同じ
崖の上のポニョでリサが死んだとされる理由は、ポニョの名が死を司る存在と同じことです。
「ポニョ」の名は宗介が形状や質感から付けましたが、元々は「ブリュンヒルデ」であり、北欧神話に登場する女神ワルキューレの名前でもあります。
ワルキューレは戦場で生きる人と死ぬ人を振り分け、戦死した人の魂を天上の宮殿ヴァルハラへと導く役割を持つ半神の女性達。ブリュンヒルデはその中の1人だったようです。
死を司る存在と言えるブリュンヒルデと、ポニョが同じ名前であることに意味深さを感じるでしょう。
宗介とポニョが出会った家族が大正時代の人間?
宗介とポニョが出会った家族が大正時代の人間なのは、崖の上のポニョでリサが死んだとされる理由で、死後の世界だったと考えられます。しかし、婦人は宗介やリサのことを知っており、ボートで避難する町の人々を見て安堵している点は不自然です。さらにポニョからスープをもらって飲んでいるため、人間と推測できます。
本作品では婦人役の柊瑠美氏が、宮崎監督に「大正時代の落ち着いたお母さんだけど、生活感がない感じでいい」と語ったそうです。発言から婦人は大正時代の人間と解釈できますが、単純に古風な雰囲気の人物とも言えます。
崖の上のポニョの都市伝説について
崖の上のポニョの都市伝説が、生まれた理由を知りたくないですか?さまざまな伝説の噂が流れているため、気になっている人もいるでしょう。音楽担当・久石譲さんのコメントや宮崎駿監督の発言について紹介していきます。
音楽担当の久石譲さんが「死後の世界」とコメント
崖の上のポニョの都市伝説については、音楽担当の久石譲さんから「死後の世界」というコメントがあったので信憑性が一気に上がったようです。インタビューでは死後の世界・輪廻・魂の不滅など、哲学的なテーマを投げかけると子供の目からは冒険物語の一部として自然に受け入れられたと語っています。
久石譲さんは二重構造を、音楽でどのように表現するかが難しかったとし、死後の世界を意識しながら取り組んでいたのでしょう。
宮崎駿監督の「死」を意識した発言
宮崎駿監督の「死」を意識した発言は、崖の上のポニョの都市伝説が生まれた原因の1つです。当時、66歳だった宮崎監督は「どうやって死を迎えるか」について考えていたと鈴木敏夫プロデューサーが推測しています。
『崖の上のポニョ』の絵コンテでは、デイケアセンターの老人たちが、あの世のような所へ行くシーンを延々と描いていた宮崎監督。鈴木敏夫プロデューサーは、宮崎監督自身が「あの世」を見たいから描いたと推測していることから、死を意識していたと考えられます。
まとめ
今回の記事では、崖の上のポニョでリサが死んだとされる理由を中心に、都市伝説についてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
崖の上のポニョで、リサが死んだと言われていることに驚きましたが、見方によってはさまざまな捉え方ができるようですね。崖の上のポニョの都市伝説を参考に、本作品の鑑賞を楽しんでみましょう!