【2023】ジブリ都市伝説や裏設定まとめ!面白い・怖いものまで一覧で紹介

ジブリ作品といえば、かわいらしいキャラクターやほっこりした世界観を思い浮かべるのではないでしょうか。

でも、そんなジブリ作品にも謎めいた都市伝説が数多く存在するのです。

この記事では、怖い都市伝説や面白い都市伝説などをご紹介します。

目次

ジブリ作品のホラーな裏設定・都市伝説ランキング

5位「となりのトトロ」トトロ死神説は有名な都市伝説

「トトロ=死神」で、メイは迷子になった時にはすでに亡くなっており、死神であるトトロと猫バスが迎えに来たという都市伝説。

メイとサツキの影が消える、猫バスの行き先に一瞬「墓道」と表示される、最後のシーンでなぜか母親に会いに行かず、窓の外(しかも木の上)から見守っている…

など、この都市伝説にはそれっぽい裏付けができるシーンがたくさんあります。

4位「となりのトトロ」のモチーフは狭山事件

実は、となりのトトロのモチーフになったといわれる実際の事があります。

それが1963年5月に埼玉県で起こった「狭山事件」。

姉妹の妹が行方不明になり、姉が懸命に探すも、妹は遺体で発見されるという凄惨な事件でした。

姉はショックで気が動転したのか、「猫の化け物を見た」など不思議な発言をしたそう。

事件のあった埼玉県秩父市はトトロの舞台とされる所沢市のお隣です。

さらに、事件のあった「5月」は英語で「メイ」漢字で「皐月」とあらわすこともできます。

3位「崖の上のポニョ」海と陸はあの世とこの世?

洪水が起こって水没した街では、ポニョと宗介以外は全員亡くなったのでは?という都市伝説。

嵐の翌日の世界はやけに穏やかで出会う人たちにも危機感はなく、歩けなかったはずの老人たちがしっかり歩いています。

おばあちゃんたちは、「あの世もいいね」というニュアンスの会話をしていました。

スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫氏が「ポニョは生と死の物語」と発言したこともあり、嵐の後は死後の世界なのでは、と想像してしまいます。

2位「火垂るの墓」節子の死因は…

戦時下で懸命に生きる兄妹を描いた「火垂るの墓」。

節子の死因については、「栄養失調」と思っている方が多いかもしれません。

ですが、同じように暮らしていた清太は栄養失調になっておらず、別の死因があるのではないでしょうか。

それが「黒い雨」。戦争で空気中に散らばった有害物質を含んだ雨のことで、浴びると様々な健康被害が出るとされています。

作中には節子が目を気にしているシーンが何度かあり、節子はこの黒い雨を目に浴びてしまったことで、下痢や湿疹などを併発し亡くなってしまったと考えられます。

1位「ハウルの動く城」原作にはない戦争設定

ジブリ映画では、ハウルは戦争に協力するのが嫌で城を動かし、マダム・サリマンから逃げ回っていますよね。

爆弾の投下シーンや燃える町などひどい戦争描写もあります。

ところが、「ハウルの動く城」の原作である「魔法使いハウルと火の悪魔」には、戦争の描写は一切出てきません。

なぜジブリ映画では戦争の設定が追加されたのか。それは「宮崎駿監督の趣味」だと思われます。

考えてみると宮崎駿監督作品には、戦争や戦闘機が登場したり、アクションシーンがあったりするものが多いんですよね。

怖いだけじゃない!ジブリ作品の面白い都市伝説・裏設定

ジブリ作品の怖い都市伝説をご紹介しましたが、ここからは気分を変えて面白い都市伝説をご紹介します。

「千と千尋の神隠し」油屋は遊郭?

「千と千尋の神隠し」は、宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサーのキャバクラに関する雑談から生まれたお話らしいのです。

湯婆婆が営む神様のお風呂屋さん「油屋」はてっきり銭湯か温泉旅館かと思いきや、そのモデルは「遊郭」という説が濃厚です。

昔の遊女たちは家族を助けるために遊郭で働き、外に出ることはかないませんでした。

千尋も、両親が神様の料理を食べてしまったせいで湯婆婆と契約し、働かされていますよね。

「今日からお前の名前は千だ!」と本名とは違う名前を与えられるのも、風俗業界で使われる「源氏名」と考えられます。

「千と千尋の神隠し」カオナシのモデルはアリエッティの監督?

黒い体に真っ白な顔、一見不気味なビジュアルの「カオナシ」ですが、実はモデルがいます。

それが「借りぐらしのアリエッティ」を監督した、米林昌宏監督。

「千と千尋」で坊の声優を務めた神木隆之介さんも、「会った瞬間にカオナシだ!と思った」とコメントしたほど顔が似ているのです。

(神木さんは借りぐらしのアリエッティの翔の声優でもあります)

ところがこれは後付けの噂ということが判明しました。米林監督が描いたカオナシを見て、宮崎監督が「そっくりじゃないか」と言ったことが元になっているようです。

「借りぐらしのアリエッティ」小人のモデルはゴキ〇リ?!

人間の生活用品を「借り」て暮らす、小人のアリエッティたちですが、その特徴をあげてみます。

素早く動く、狭い隙間や壁を移動できる、床下や屋根裏に住む、人間の食べ物を食べる、主に夜間に活動している。

どうですか。あまり考えたくないのでこの考察はここまでにしておきましょう。

ただし、米林昌宏監督は虫嫌いらしいので、この説はあまり信ぴょう性がないかもしれません。

「風の谷のナウシカ」ナウシカは小人説

風の谷のナウシカで印象的な乗り物といえば、自由に空を舞う小型飛行機「メーヴェ」ですよね。

作中では軽々飛んでいるように見えるこのメーヴェも、実際に人間が乗りこんで飛ぶとなるともっと大きなエンジンや助走が必要なはず。

ナウシカが小人であれば、軽々と飛ぶ姿にも納得がいきます。

腐海の森にすむ虫たちもやたらと巨大ですが、王蟲はダンゴムシサイズなのかも…

「風の谷のナウシカ」登場人物の年齢にビックリ

主人公ナウシカは16歳の少女です。

驚くのは、風の谷のナウシカに登場するおじさんたちの年齢。

ユパ様は45歳。クシャナの部下、参謀のクロトワは27歳です。

思っていたより若いですよね?!

ユパ様が40代だったなんて。ちなみに眼帯をして「姫様ーっ!」と叫ぶミトじぃは40歳です。

「魔女の宅急便」クロネコヤマトとの関係

「宅急便」の名称はヤマト運輸を運営するヤマトホールディングスの登録商標のため、許可なく使用することはできません。

スタジオジブリは「魔女の宅急便」の制作を進めていましたが、公開前にヤマトから指摘を受け、タイトルの変更を検討しました。

ところがガンコで有名な宮崎駿監督はタイトル変更を了承せず、結果として「ヤマト運輸が魔女の宅急便のスポンサーになること」で解決したのです。

ヤマト運輸はテレビCMで魔女の宅急便のアニメを使用する権利をもらいました。

他にも気になる都市伝説が

ここまでジブリにまつわるさまざまな都市伝説を紹介してきましたが、もう一つどうしても気になるのが「火垂るの墓」に関する話です。

実は、火垂るの墓は2018年4月を最後に地上波で放送されておらず、火垂るの墓は放送禁止になっているのではないか?とまことしやかに囁かれているのです。

火垂るの墓は放送禁止になっていた?

「火垂るの墓」は、1988年に公開された、日本のアニメーション映画で、戦争の中で孤立した兄妹の生活を描いた感動的な作品です。

以前は、終戦記念日の前後に放送されることが多かったそうですが、ここ数年は放送されていません。

その理由として、視聴率の低下や主人公・清太に対する否定的な声が上がっていること、戦争の悲惨さがリアルすぎるなどさまざまな見解が飛び交っていますが、公式な発表はなく、どれも定かではありません。

一方、全体的に戦争特番が減っているという事実があり、今の時代には合わない作品だと位置付けられたのかもしれません。

2023年火垂るの墓放送予定

「火垂るの墓」は、初回の放送から2,3年おきに放送されていましたが、2009年に放送された後は、4年後の2013年、続いて2015年と高畑監督が死去した2018年に放送されています。

最後に放送されてから5年経った今、そろそろ放送されるのでは?という期待と共に放送予定を調べてみましたが、残念ながら今のところ放送予定はありませんでした。

世界観につながりのあるジブリ作品

ここからは、ジブリ作品同士のつながりについてまとめます。

となりのトトロともののけ姫

もののけ姫に登場する「コダマ」がのちにトトロになった、という裏設定があります。

宮崎駿監督は、「トトロは何千年も生きている森の精なのに、もののけの森にいないのはおかしい」と考えていました。

そこで、「コダマに耳が生えて、トトロになったってことにすれば首尾一貫する」となり、実際にインタビューでも答えています。

もののけ姫のラストシーンで一人ぽつんとカラコロしているコダマ、あの子がトトロになったのかもしれませんね。

平成狸合戦ぽんぽこと耳をすませば

平成狸合戦ぽんぽこと耳をすませばは、おそらく同じ町が舞台です。

この2つの映画を続けて鑑賞すると、「平成狸合戦ぽんぽこのエンディングに映る街」と「耳をすませばのオープニングに映る街」がそっくりなことに気が付きます。

「耳をすませば」は京王線の聖蹟桜ヶ丘駅付近が舞台だとされていますが、「平成狸合戦ぽんぽこ」にもこの付近の実際の風景と似た場所が登場します。

しずくたちが青春を送っている場所には、かつては狸たちが暮らしていたのですね。

もののけ姫と千と千尋の神隠し

もののけ姫に登場するサンは、千尋の先祖という都市伝説があります。

どちらの映画も神様が登場するお話で、サンは森を守り、千尋は川の神様を守りました。

千尋が湯婆婆の契約書にサインをした際、「荻」の「火」部分を間違えて「犬」と書いていることが、山犬の娘であるサンの子孫という伏線ではないか、と言われています。

スタジオジブリとディズニーのつながり

アメリカに本社を構えるディズニーと、スタジオジブリのつながりをご紹介します。

トイストーリー3にトトロが登場している

ディズニー・ピクサーが手がけた「トイストーリー3」にトトロのぬいぐるみが登場しています。

主人公ウッディたちの持ち主であるボニーのおもちゃの一つというポジションで、歩いたり、にーっと笑ったりします。ディズニーの作風で見るトトロも新鮮でかわいい。

ピクサーのジョン・ラセター監督と宮崎駿監督が長年の友人関係だったことからこのコラボが実現したようです。

宮崎駿監督のジブリ作品一覧(年代順)

風の谷のナウシカ(1984年)

天空の城ラピュタ(1986年)

となりのトトロ(1988年)

魔女の宅急便(1989年)

紅の豚(1992年)

OnYourMark(1995年)短編作品

もののけ姫(1997年)

千と千尋の神隠し(2001年)

ハウルの動く城(2004年)

崖の上のポニョ(2008年)

風立ちぬ(2013年)

宮崎駿監督以外のジブリ作品一覧(年代順)

火垂るの墓(1988年)高畑勲監督

おもひでぽろぽろ(1991年)高畑勲監督

海がきこえる(1993年)望月智充監督

平成狸合戦ぽんぽこ(1994年)高畑勲監督

耳をすませば(1995年)近藤喜文監督

ホーホケキョとなりの山田くん(1999年)高畑勲監督

ギブリーズepisode2(2002年) 百瀬義行監督

猫の恩返し(2002年)森田宏幸監督

ゲド戦記(2006年)宮崎吾朗監督

借りぐらしのアリエッティ(2010年)米林宏昌監督

コクリコ坂から(2011年)宮崎吾朗監督

かぐや姫の物語(2013年)高畑勲監督

思い出のマーニー(2014年)米林宏昌監督

レッドタートルある島の物語(2016年)マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督

アーヤと魔女(2020年)宮崎吾朗監督

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