一人で映画を見に行きたいと思ったことはありませんか?
仕事が早く終わった夜や予定のない休日、二時間ほどの時間が潰れる映画はちょうどよい気分転換になりますよね。
でも慣れないと「友達のいない人間だと思われないかな」「ちょっと寂しいかもしれない」など、色々考えてしまいます。
私も実は、その一人でした。窓口で「チケット1枚」と言うのも恥ずかしいし、席に着いてからもカップルや友達同士で来ている人が、自分を見て笑っているんじゃないかと気になって落ち着かない!!
ところが何度か一人映画を敢行してからはすっかり平気になって、今ではむしろ、映画は一人のほうが楽しめる体質になりました。
この記事では一人映画を満喫するための席選びのコツや、映画館に着いてから困らないための準備などを徹底的に紹介、解説していきます!!
初心者向け!一人映画におすすめの席はココ!
初めて一人で映画を楽しむためには、席選びが大事です。
おすすめは3箇所。
- 左右ブロックの通路側
- 中央ブロックの通路側
- 後方ブロックの通路側
それでは1箇所づつ解説していきます。
1.左右ブロックの通路側
映画館の左右ブロックの席は、空いているのがメリットです。
スクリーンに対して斜めになりますが、中央ブロックに近い通路側を選べば問題なし。かなりの巨大スクリーンでなければ、身体を少し左右に傾けることで無理なく映画を見ることができますよ!!
利き足や利き手によって、人の身体は必ず左右のどちらかに傾けやすくなっています。家や会社の椅子でシュミレーションしてみて、楽だと感じる方を選びましょう。
2.中央ブロックの通路側
臨場感あふれる音や映像を楽しめる中央ブロックは、映画館でも人気の席。
ただそれだけに、混んでます。混んでるのは嫌ですよね…。
上映中のコソコソ話やずっとお菓子食べっぱなし、体臭や鼻息の荒い人なんかもキツいです。
でも通路側なら、少なくとも片方に人は来ません。困った人に遭遇する可能性、2分の1です。
いい音や映像を満喫しつつ快適な環境を求めるなら、中央ブロックでも通路側を狙いましょう。
3.後方ブロックの通路側
後方ブロックは、スクリーンから遠くなるのが難点。でも逆に、画面全体を見渡せると考えてみましょう。
迫力が命と考えがちなアクションものでも、離れて見ることで銃撃戦の位置関係が分かったり、画面の隅の脇役が案外おもしろい演技をしていたりと発見があります。
出入り口が近いので、トイレに立つにも、終了後すぐに外へ出るにもおすすめですよ。
初心者にはおすすめできない…一人映画で避けたい席
初めての一人映画には、おすすめできない席もあります。
- 最前列
- 中央席
では、避けたい理由を見ていきましょう。
1.最前列
1人でも1人ではなくても、映画館で最前列の席を選ぶのはタブーです。
なぜなら、スクリーンを見上げる体勢になるから。
上映前は大丈夫と思っても、2時間ものあいだずっと上を向いているのは想像以上にしんどいです。私も経験がありますが、上映中から猛烈な肩こりに襲われ、映画どころではなくなってしまいました…。
映画館で最前列の席を選ぶのは、絶対にやめましょう!!
2.中央席
人気の高い中央席は、左右に人が座る可能性が高くなります。
せっかくの一人映画、のんびり楽しみに行くのに、見ず知らずの人に挟まれて窮屈な思いをするのはまっぴらです。
さらに途中でトイレに行きたくなったら、真っ暗な中、人の足を踏まないよう注意しながら横切らなくてはいけません。
自由を満喫できるのがメリットの一人映画で、中央席に座るのはやめましょう。
一人映画ができない…?一人映画のメリット
一人映画にはメリットがあります。具体的には以下の5点。
- 見たい映画を選べる
- 見たい席で見れる
- 予定を合わせなくていい
- もしつまらなくても、気まずい思いをしなくてよい
- 余韻を楽しむことができる
それでは、詳しく解説していきます。
1.見たい映画を選べる
「映画を見よう」となったはいいけど、見たい映画が一緒に行く相手と合わないことってありますよね?
友達ならともかく、彼女だと自分の意見も言いにくくて、結局我慢して付き合ってしまったり。
つまらないと思っていた映画が思いのほかおもしろかった、なんていうサプライズがあればいいですが、ホラーなどジャンル自体が苦手なこともあるでしょう。
一人映画ならそんな煩わしさはありません。見たい作品だけを見ることができます。
2.見たい席で見れる
見たい映画が人それぞれなように、好きな席も人によって違います。
迫力を味わいたいからアクションものは前で見たいという人もいれば、激しい動きは気分が悪くなるので後ろで見たいという人もいるのです。また一緒に行く人数が増えれば増えるほど、横並びの席はいい位置に取りづらくなりますよね…。
一人映画なら自分のいちばん見やすい席で、快適に映画を楽しむことができますよ。
3.予定を合わせなくていい
誰かと映画に行くとなると、決めることがいっぱいです。
まずは日にち、時間に場所に…見終わったあとどうするかも考えておかないと!!
なかなか予定や意見がまとまらず、もたもたしているうちに見たい映画の上映が終わってしまうというのもあるあるです。
一人映画なら、そんな段取りは一切必要ありません。見たいと思った瞬間に、すぐにでも見に行くことができます。
4.もしつまらなくても、気まずい思いをしなくていいい
見終わったあとで感想を言い合おうにも、何も言葉が出てこない。相手は沈黙していて、どこか不機嫌な気がしなくもない。
辛いですよね。しかもそれが、自分が見たいと言って、付き合ってもらった映画だったら!!
最悪です。でも一人映画なら、そんなリスクはゼロ。
もちろん一人でも、つまらない作品に出会う可能性はあります。でもそれは自分で選んだ映画ですから、センスがなかったとあきらめることもできるでしょう。
5.余韻を楽しむことができる
考えさせられるテーマを扱った人間ドラマや社会派の映画を見た後は、静かに考えてみたくなりませんか?
おもしろかっただけじゃなく、あのシーンはなんだったのか、主人公のセリフにはどういう意味があったのか。
人と簡単に感想を言い合うだけではスルーしてしまう映画の深い部分とも、一人映画ならじっくり向き合うことができますよ。
ちょっと残念…一人映画のデメリット
一人映画には、どうしてもデメリットもあります。
- やっぱり寂しい、恥ずかしい
- 感想を共有できない
それぞれ、詳しく見てみましょう。
1.やっぱり寂しい、恥ずかしい
一人映画では、ロビーの移動、予告編の上映中はひとりで過ごさなくてはいけません。
初めての一人映画だと、退屈したり、少し恥ずかしいと感じるでしょう。
そんなときは周囲を見回してみて下さい。一人で来ている人が案外いることに気がつくはずです。
映画は始まってしまえば真っ暗になります。一人かどうかは関係ありませんよ。
それでも一人で出入りするのがどうしても気になるなら、上映開始ギリギリに席につき、エンドロールが始まってすぐ、まだ暗いうちに席を立ってしまえばいいのです。
2.感想を共有できない
「あのアクションすごかったね」「女優さんきれいだったね」など、上映後すぐに映画の感想を語り合うことができないのは、残念ながらどうしようもない一人映画のデメリットです。
かわりに作品の余韻を楽しめるのがメリットですが、どうしても我慢が出来なければ、ツイッターやインスタで発散するという手もありますよ。
一人で映画館に行く人の割合はどれくらい?
こんな調査結果があります。
引用:映画ランド
なんと4割以上の人が、一人で映画に行くのです。
私はよく一人で映画に行くので、一人がわりといるのは知っていましたが、数字で出てくるとちょっとびっくりです。
実は一人映画は、全然めずらしくないのですね。
初めての一人映画を満喫するコツ
ここまでで、一人映画に向いた席の選び方や、メリットやデメリットは分かりました。
次は、「メリットも多いなら、一度やってみようかな」と思った方に向けて、一人映画をより満喫するためのコツを紹介します。
- チケットはネットで事前予約
- 当日チケットを購入するなら早めに映画館へ
- チケットの半券は最後まで捨てない
- 上映前にトイレなどを済ませておく
- 飲み物を準備しておくと安心
- 上映中トイレに行くなら貴重品も忘れずに
- 時間帯は午前や夜間がおすすめ
それでは、詳しく見ていきます。
1.チケットはネットで事前予約
少しでも早いほうが、好きな席を選ぶことができます。
よほどの話題作じゃないかぎり、後から席を選ぶ人はすでに予約の入っている席の左右は避けて取るので、とにかく早いに越したことはないですよ!!
2.当日チケットを購入するなら早めに映画館へ
窓口の混雑、発券機のトラブル、ややこしいお客さんの登場などで、思っていたより時間が掛かることがあります。
最悪上映に間に合わなくなることもあるので、注意しましょう。
3.チケットの半券は最後まで捨てない
上映の途中でロビーへ出たら、席に戻る際チケットの半券の提示を求められることがあります。
自分の席がわからなくなって、真っ暗な中でウロウロすると他のお客さんの迷惑にもなりますし、チケットの半券は上映終了まで必ず捨てずに持っておきましょう。
4.上映前にトイレなどを済ませておく
一人なので気兼ねなく席を立っていいのですが、落ち着いて見れるに越したことはありません。
5.飲み物を準備しておくと安心
どんなに見たかった映画でも、体調によっては眠くなったり、集中力が途切れてしまうことがあります。そんなとき水分を補給すればリフレッシュできますよ。
中でもコーヒーは強力な眠気覚ましになるので、カフェインが大丈夫ならよりおすすめです。
6.上映中トイレに行くなら貴重品も忘れずに
上映中の映画館は真っ暗です。みんな映画に集中しています。
誰かがあなたの荷物をゴソゴソ探っていても、気付いてくれません。
7.時間帯は午前や夜間がおすすめ
午前中や夜間の上映回は、比較的空いています。
映画マニアや時間を潰しに来る年配のお客さんが多いので、一人で来ている人も多い時間帯。
初めての一人映画で目立ってしまうことが不安なら、狙うべき時間帯は午前や夜間です。
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