スタジオジブリ作品の「おもひでぽろぽろ」が怖いと言われていることをご存知でしょうか?テレビであまり放送されていないこともあり、気になっている人もいるようですね。
そこで今回は、おもひでぽろぽろが怖いと言われる理由や、タイトルの意味・裏話を調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。
おもひでぽろぽろが怖いと言われる理由は?
おもひでぽろぽろが怖いと言われる理由は、以下のとおりです。
- 主人公の経験や感情に共感
- 成長や変化に対する恐怖
- 人間関係が複雑
視聴者から、おもひでぽろぽろが怖いと言われる理由を1つずつ見ていきましょう。
主人公の経験や感情に共感
主人公の経験や感情に共感できることは、おもひでぽろぽろが怖いと言われる理由と言えます。視聴者が作品を観て、リアルに感じられる点は以下のとおりです。
- 自分の過去の記憶がフラッシュバックする
- 忘れていた嫌な思い出が浮かぶ
- 自分の人生や選択を見つめ直させられる
タエ子の姿から、視聴者は自分の人生や生き方を振り返り、直面する現実や真実に怖さを感じると考えられます。自分とタエ子が重なることにより、作品が視聴者の心に深く迫るのでしょう。
成長や変化に対する恐怖
おもひでぽろぽろが怖いと言われる理由として、成長や変化に対する恐怖が挙げられます。タエ子が子供時代から大人になるまでの過程で、誰もが経験する恐怖や不安は以下のとおりです。
- 子供時代の思い出や純真さを失う
- 大人になることで背負う責任や期待
- 変化する自分自身への戸惑い
誰もが通る「成長」という過程の恐ろしさを浮き彫りにしている「おもひでぽろぽろ」。視聴者はタエ子の姿に自分の成長の痛みや恐怖を投影するのでしょう。成長の難しさや、前進すべき人生の現実を感じると考えられます。
人間関係が複雑
人間関係が複雑な点はおもひでぽろぽろが怖いと言われる理由であり、タエ子の人間関係で絡み合う複雑な感情は、以下のとおりです。
- 愛情・憎しみ
- 信頼・裏切り
- 理解・誤解
視聴者は登場人物たちの関係性に自分の経験を重ね、心の奥底にある感情を揺さぶられると考えられます。おもひでぽろぽろが伝えたいのは人間関係がいかに複雑で、時に怖いものであるということです。同時に複雑な関係性の中にこそ、人生の意味や価値があると言えるでしょう。
おもひでぽろぽろ・タイトルの意味や裏話も解説!
「おもひでぽろぽろ」の見えない部分を知りたくないですか?さまざまな情報を得ることで、より作品の良さが伝わります。タイトルの意味や裏話について解説していきましょう。
おもひでぽろぽろ・タイトルの意味
おもひでぽろぽろ・タイトルの意味は、タエ子が自分の子供時代を思い出していることを表現しています。「おもいで」ではなく「おもひで」と歴史的仮名違いを使用している点は、懐かしさが感じられる工夫です。
描写については、現代のタエ子や田舎の風景をはっきりとした線や色で描き、思い出を振り返る場面は薄い色で表現。現代と思い出のシーンを分けることにより、タエ子の思い出が強調されています。
おもひでぽろぽろの裏話
おもひでぽろぽろの裏話は以下のとおりです。
- タエ子はトシオと会うことはない結末だった
- タエ子とトシオのモデルは声優陣
物語の結末はタエ子がトシオのいる田舎へ戻ってハッピーエンド。しかし、当初はタエ子が列車に乗りトシオと会うことはない結末だったようです。
鈴木プロデューサーが、はっきりとした結末が欲しいと高畑監督に意見して変更されました。
2つ目の裏話は、タエ子とトシオのモデルが今井美樹さんと柳葉敏郎さんで、声優も務めています。高畑監督は2人の骨格や筋肉、話し方なども参考にしたそうです。
まとめ
今回の記事では「おもひでぽろぽろが怖いと言われる理由」を中心に、タイトルの意味・裏話を紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
おもひでぽろぽろが怖いと言われていることに驚きましたが、作品の中のタエ子に視聴者が自分を重ねることが原因のようですね。タイトルの意味や裏話の情報を得た上で「おもひでぽろぽろ」の鑑賞を楽しみましょう!