2004年11月20日公開の、スタジオジブリ映画『ハウルの動く城』をご存知でしょうか?物語が複雑であることから、視聴者によっては理解できずに意味が分からないと感じる場合もあるようですね。
そこで今回は、ハウルの動く城の意味がわからない理由や込められたメッセージ・ハウルの最後や原作について調査しましたので、皆さんにご紹介していきます。
ハウルの動く城の意味がわからない?
ハウルの動く城の意味がわからないのは、人により解釈が異なるからでしょう。ストーリーの中で抑えるべき点は、以下のとおりです。
- 人間の心の移り変わり
- 自己の成長と変化
「ハウルの動く城」に出てくる城は、ハウルの感情や心情によって形状や場所が変化。ソフィーと出会うことにより成長し、ハウルの心が移り変わることを表現しています。
一方でソフィーにも内面的変化が起こり、自己成長して己を見直していく点に注目です。本作は人間の成長と心の変化を描いており、視聴者により感じ方が違ってくることを認識しておきましょう。
物語に込められたメッセージとは?
ハウルの動く城に込められたメッセージは「心」です。ハウルは、火の悪魔と取り決めをする際に自分の心臓を差し出します。心臓は心そのものであり、冷たい人間なら冷血な行動で簡単に相手を傷つけるでしょう。
ハウルの動く城は心をメッセージにした作品ですが、戦争もテーマの1つです。ハウルは師匠を敵に回してでも戦争回避を試みますが、最終的に自分と家族のために戦います。
本作品は独特な世界観と複雑な物語の組立で構成されており、映画の魅力を深く感じるためには視聴者の理解力が重要ポイントです。
ハウルの最後はどうなった?
ハウルは戦争を憎んでいましたが、最終的に家族を守るために戦わざるを得なかったと考えられます。ハウルが家族を守るためにとった行動は、心の大切さを象徴しているでしょう。
映画の終盤は戦場に燃え上がる一方で、戦争の無意味さと悲惨さを伝えながら、ハウルとソフィーの恋について描かれている点にも注目です。
ハウルの動く城のテーマは、心の大切さや愛する人々を守るための戦いなどを具現化したものであり、最後はハウルが自分の過去と向き合います。新たな自己を受け入れて、ハウルが家族のために戦う姿は感動を与えるでしょう。
ハウルの動く城はイギリスの作家の小説が原作?
ハウルの動く城は、イギリスの作家であるダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説「魔法使いハウルと火の悪魔」が原作となっています。宮崎駿監督が戦争映画「戦火の恋」を柱とし、脚色した作品です。
小説の原作者からハウルの性格を変えないことを条件づけられ、「ハウルの動く城」は制作されました。ストーリーの前半は原作に近いものの、後半は戦争が付け加えられ、全く異なる展開になっています。原作と映画にはさまざまな違いがあるので、作品を比較して理解を深めることにより楽しむことが可能です。
『ハウルの動く城』は、イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんが1986年に発表した『魔法使いハウルと火の悪魔』が原作です。
宮崎駿監督が、他者の原作を長編アニメーション化したのは、『魔女の宅急便』以来15年ぶりでした。https://t.co/a51zlXIFAR#ハウルの動く城 pic.twitter.com/VpOBM7GmDl— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) April 2, 2021
まとめ
今回の記事では、ハウルの動く城の意味がわからない理由やメッセージを中心に、ハウルの最後や原作についてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
ハウルの動く城は、小説「魔法使いハウルと火の悪魔」が原作であることに驚きましたが、視聴者によっては理解できない部分もあるようですね。物語の中で抑えるべき点を参考に、自分の感性を大切にしながら映画を鑑賞しましょう!