【アンパンマン】幻の最終回はいつ?どろんこ魔王が神回と言われる理由

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アニメ

1988年10月3日に第1話「アンパンマン誕生」でスタートした国民的TVアニメ「それいけ!アンパンマン」。

未来永劫続くのではないかとさえ思えるアンパンマンですが、実は「幻の最終回」と言われる放送回があるのをご存知でしょうか?

また、「まるで最終回のような神回だった」と言われる放送回もあります。

今回は、

  • アンパンマンの幻の最終回とは?
  • アンパンマンの最終回のような神回とは?
  • アンパンマンの都市伝説では最終回はどうなる?
  • アンパンマンの原作では最終回はどうなる?

について、くわしく見ていきましょう!

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アンパンマンの幻の最終回は第48話「アンパンマンととぶ木馬」!

アンパンマンの幻の最終回と言われているのは、1989年9月11日放送の第48話「アンパンマンととぶ木馬」です。

いったいなぜ、「アンパンマンととぶ木馬」が幻の最終回だと言われているのでしょうか。

なぜ幻の最終回だと言われているのか

1988年10月3日に第1話「アンパンマン誕生」でスタートした「それいけ!アンパンマン」は、当初、2クール48話で終了する予定でした。

そのため、第48話の「アンパンマンととぶ木馬」は「最終回」の予定で作られた話だと言われているのです。

「最終回のつもりで作られた話」というだけあって、内容もいつもと違って終わりっぽさを醸しています。

どのような内容だったのか、あらすじをご紹介します。

第48話「アンパンマンととぶ木馬」のあらすじ

カーニバルの日。メリーゴーランドに乗りたいばいきんまんは、並んでいる子どもたちの列に変装して割り込みます。

ところがチーズにバレて尻尾を噛まれ、正体がわかった皆んなは怖がって逃げ出してしまいます。

だれもいなくなってしまい、結局メリーゴーランドに乗れなかったばいきんまん。

仕方なく自分で操縦できるようにメカを作って夜中のカーニバル会場に侵入しますが、メリーゴーランドに乗ろうとしたところで、こっそり後をつけてきたドキンちゃんに横取りされます。

このときドキンちゃんは勢い余って手綱を壊してしまい、木馬がドキンちゃんを乗せたまま暴走するのです。

ばいきんまんは必死に追いかけますが、岩にぶつかってUFOが大破。

ドキンちゃんの悲鳴を聞いたアンパンマンも助けにきましたが、滝で顔が濡れて動けなくなってしまいます。

ばいきんまんはドキンちゃんを救うため、アンパンマンの新しい顔をもらいにジャムおじさんのもとへ。

ジャムおじさんは、必死に頼むばいきんまんを信じて新しい顔を渡します。

新しい顔を受け取って元気になったアンパンマンは、ばいきんまんと一緒に木馬を追いかけ、無事にドキンちゃんを救い出すことができました。

ばいきんまんとの友情!感動のラスト

そうなんです、普段ならあり得ないことがこの話の中では起きるのです。

  • 顔が濡れて動けなくなってしまったアンパンマンを、ばいきんまんが助けようとする
  • そのためにジャムおじさんの所へ新しい顔をもらいに行く
  • アンパンマンとばいきんまんが一緒になってドキンちゃんを助けに行く

こんなハートフルな放送回ってありますか?

いくらドキンちゃんを救うためとはいえ、ばいきんまんが天敵であるアンパンマンを助けるんですよ。

しかも、ジャムおじさんに必死に頼むんです。

ほかにも、ドキンちゃんを救いに行くとき、アンパンマンの背中にばいきんまんが乗っています

2人が協力してドキンちゃんを助けに行くなんて…感動。

最後、ばいきんまんが話す

「俺様とお前はずーっとずーっと敵同士なんだからな」

というセリフですら、

「ずーっとずーっと友だちなんだからな」

と言っているように聞こえます。

みんなが丸く収まって、きれいに完結するお話。

当初「この話を最終回にしようとしていた」というのも納得ですね。

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最終回みたいな神回は第1375話「アンパンマンとどろんこ魔王」?

幻の最終回のお話のあとも、アンパンマンの人気に押されアニメは続くことになったわけですが、この話以外にも「まるで最終回みたい」「神回だった」と評される放送回があります。

それが2017年10月6日放送の第1375話「アンパンマンとどろんこ魔王」です。

なぜ最終回みたいな神回と言われているの?

「アンパンマンとどろんこ魔王」は、放送29周年の放送回で、30年目突入に向けての記念すべきお話です。

通常なら30分の放送枠の中でAパート(前半)とBパート(後半)の2話を放送するところ、ぶっ通しでこの1話だけを放送しています。

そのことからも、いつもよりストーリーに力が入っている様子がうかがえます。

また、話の内容も「最終回みたいな神回」と言われるほどの素晴らしさです。

こちらのあらすじもご紹介しますね。

第1375話「アンパンマンとどろんこ魔王」のあらすじ

星のきれいな夜に、ジャムおじさんとバタコさんがアンパンマンの生まれた日のことを思い出す(時を同じくして、ばいきんまんも自分の生まれたときのことを思い出す)シーンから始まります。

それから時間軸は現在に戻り、ある日のこと。

湖で歌の練習をしていた子どもたちが突然泥に襲われます。

悲鳴を聞いたアンパンマン、しょくぱんまん、カレーパンマンが、泥の正体を確認するために近づきますが、ばいきんまんが出てきて3人を攻撃します。

ところが、そのばいきんまんがどろんこ魔王に捕まってしまうのです。

しかもアンパンマンはどろんこ魔王に泥で顔を汚されて元気が出ません。

ばいきんまんはどろんこ魔王に吹き飛ばされ、しょくぱんまんとカレーパンマンが戦いますが、あえなく捕まってしまいます。

そこへやってきたドキンちゃんとホラーマンも捕まってしまいます。

ついにアンパンマンもどろんこ魔王に捕まって、絶体絶命の大ピンチでしたが、ばいきんまんが戻ってきてどろんこ魔王と戦うのです。

ばいきんまんは、ドキンちゃんとホラーマンをどうにか救い出したところで再び吹き飛ばされてしまいます。

その間にアンパンマン号が到着して新しい顔を手に入れたアンパンマン。

しょくぱんまん、カレーパンマンと力を合わせてトリプルパンチを放ちますが、どろんこ魔王にはまったく効きません。

困り果てていた3人でしたが、ジャムおじさんがアンパンマン号の鼻からビームを発射させ、熱風でどろんこ魔王を乾燥させます。

ここで再びアンパンチを繰り出し、どろんこ魔王をやっつけました。

本来ここで話は終わるのですが、この放送回では終わりません。

アンパンマンはこのあと、不思議な湖でお腹が空いて動けないうさぎに出会い、自分の顔をちぎって食べさせます。

そして、元気になって喜ぶうさぎに向かって

「困ったときはいつでも呼んでくださいね。どんなに離れていても必ず助けに来ます」

と言うのです。

去りゆくアンパンマンに名前を聞き、うさぎがお礼を言って終わります。

「どろんこ魔王」「やなせうさぎ」の登場の意味とは

今回登場した「どろんこ魔王」は、アンパンマンの記念すべき第1作目の映画のラスボスで、28年振りの再登場となりました。

これだけでも往年のアンパンマンファンにとっては感動モノだったのですが、「アンパンマンとどろんこ魔王」の回が「最終回みたいな神回だった」と言われる理由はこれだけではありません。

  • アンパンマンとばいきんまんが誕生したときの回想シーンから始まった
  • 全員が捕まって大ピンチのときに助けに来たのがばいきんまんだった
  • 原作者のやなせたかしを模したうさぎの登場

など、とても30分の放送枠に収まるとは思えないほどのスペクタクルさ。

どろんこ魔王を攻撃しながら「アンパンマンは!俺様が倒すんだ!」と叫ぶばいきんまんには、やはりアンパンマンに向けた友情を感じますよね。

また、最後に出会ったうさぎが、「やなせうさぎ」だったことも「神回」「最終回っぽい」と言われた理由です。

やなせうさぎとは、原作者のやなせたかしさんが、自身を戯画化させたものです。

「アンパンマンとどろんこ魔王」のストーリーは、アンパンマンたちの誕生シーンから始まったことに加えて、2013年に亡くなったやなせたかしさん自身(やなせうさぎ)が登場し、天国のような場所でアンパンマンと意味深な言葉を交わしたことで、ますます「最終回」っぽさを醸していました。

また、やなせうさぎに向けたアンパンマンの最後のセリフは、アンパンマンの声を務める戸田恵子さんが「台詞を言いながら何度も胸にこみ上げてくるものがありました」と心境を語っていました。

これほどまでに盛りだくさんで、贅沢な回だったからこそ「最終回みたいな神回だった」と言われ続けているのですね。

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最終回みたいな神回と言われる話はほかにもあった!

「最終回みたいな神回」と言われている放送回は、実はほかにも多数存在しています。

いくつかご紹介していきますね。

第934話2008年4月11日「さばくのアンパンマン」

次々に出会う困っている人たちに、どんどん自分の顔をあげていくアンパンマン。

人々を助けつくして、幸せそうに砂漠に倒れ込むアンパンマンの姿が最終回っぽいと話題になりました。

まるで絵本のような素敵なお話です。

第1236話2014年10月3日「ぼくらはヒーロー!」

放送26周年の記念放送回で、タイトルからしても最終回っぽさ全開です。

アンパンマン、しょくぱんまん、カレーパンマンの3人を、まとめて倒せるように「3倍鋼鉄マシン」を作ったばいきんまん。

巨大化して、強度も増し増しになったばいきんまんとの戦いの舞台は宇宙空間で、壮大な演出が最終回っぽいと多くの方が驚きました。

第1500話2020年5月1日「ばいきんまんとアンパンマン 」

放送1500回記念作品で、こちらもタイトルが最終回っぽいですね。

アンパンマンとばいきんまんが赤ちゃんスプレーで赤ちゃんになってしまうお話なんですが、物語の最後にやなせうさぎが登場します。

この、やなせうさぎとの絡みも含めて感動的なストーリーで、「神回だった」「最終回かと思った」という声が続出しました。

第1593話2022年10月7日「かがやけ! アンパンマン」

TVアニメ35年目突入の、特別エピソード回です。

最終回っぽいタイトルのときには、やはりそれなりの理由があるんですね。

「希望」がテーマのこの放送回にもやなせうさぎが不思議な絵描きとして登場し、視聴者を感動させました。
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都市伝説では最終回にジャムおじさんが死ぬ!?

結局のところ、アンパンマンの最終回は未だ放送されていないのですが、アンパンマンの最終回について、巷では都市伝説や予想話が溢れているようです。

有名な都市伝説では最終回にジャムおじさんが死んでしまう

有名な都市伝説として、「アンパンマンの生みの親であるジャムおじさんが死んでしまう」というお話があります。

ジャムおじさんが死んでしまうと、アンパンマンはそれ以降新しい顔を手に入れることができませんから、そのままカビていって死んでしまうのです。

理屈はわかりますけど、もし本当にこんな悲しい結末だったら嫌ですよね。

アンパンマンの最終回はほかにも都市伝説や予想がある

ほかにも最終回の都市伝説や予想話があるので、いくつかご紹介していきますね。

①ばいきんまんとの相打ちの末お互い死亡

ついに本気を出したばいきんまんが最終形態になって、アンパンマンと死闘を繰り広げた末に相打ちし、最後は2人とも死んでしまうというお話。

②ばいきんまんが改心!全員仲良くなって丸く収まる

長期に渡るアンパンマンとの戦いの末、ついに根負けしたばいきんまんが改心し、街の皆んなと仲良く暮らすようになって平和に完結するお話。

③黒幕はジャムおじさん!?ばいきんまんとの共闘

本当の黒幕はジャムおじさんで、正体を現した凶悪ジャムおじさんを倒すため、アンパンマンはばいきんまんと手を組み、協力してやっつけるというお話。

④盛りだくさん!全部詰め最終回

上記の都市伝説などの内容を全部盛りにしたような最終回予想もあります。

  • カビの生えたアンパンマンが極悪カビアンパンマンになってしまい、ばいきんまんの仲間に。
  • しかし、しょくぱんまんやカレーパンマンなどの旧仲間たちと戦い、負けたカビアンパンマンはばいきんまんと共に改心して善良な心を取り戻します。
  • 今度は本当の黒幕だった凶悪ジャムおじさんを倒すため、皆んなで協力して戦うが、ジャムおじさんを倒したと同時にアンパンマンも死んでしまうというお話。

どれも面白そうで、実際にアニメ化して見てみたいお話ばかりです。

もしいつか、アンパンマンの最終回があるとしたらどんな話になるんでしょうね。

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初期のアンパンマンに見る原作者やなせたかしの想いとは

そもそもアンパンマンにはアニメ化するよりもずっと以前から、やなせたかしさんによる原作がありました。

アンパンマンの最初期は、今のような可愛らしいキャラクターではなく人間、しかも小太りのおじさんでした。

初期のアンパンマンはおじさん

アンパンマンが作品として初めて世に出たのは、1969年10月号の月刊誌「PHP」(PHP研究所発行)の中、「こどものえほん⑩アンパンマン」です。

当時のアンパンマンはおじさん。

マントの下からアンパンを出し、子どもたちに配ってまわります。

  • 全身こげ茶色
  • ひどく太っている
  • 丸い顔
  • 小さい目
  • だんこ鼻
  • ピカピカに光るふくれたほっぺ

これが当初のアンパンマンの特徴で、ヨタヨタと飛び去る姿を見た登場人物の少年からは「カッコワルイ!」と罵倒されてしまいます。

アンパンマンは正義のヒーロー

原作者のやなせたかしさんは、戦時中の苦しい時代を生き抜いた人です。

当時、極度の飢えで亡くなる人は大勢いましたし、やなせさん自身も同じように飢えに苦しんでいました。

そして敗戦も経験しました。

月刊「なぜ生きる」のインタビューで、やなせさんは以下のように話しています。

本当の正義とは、「オレが正義だ」と威張ばることでなく、自分を犠牲にしてでも、みんなを食べさせて笑顔にしてあげることだ

引用元:月刊「なぜ生きる」

戦うことは正義なんかじゃない。

お腹を空かせた人々を救うことのほうが先決なんだとやなせさんは考えます。

分け与えることで飢えはなくせると信じ、身を削ってでも飢えに苦しむ人々を救いたいという想いが強くありました。

困っている人を助ける、それが正義。

アンパンマンの原作者であるやなせたかしさんの考える「ヒーロー像」は、アンパンマンそのものだったのですね。

初期のおじさんアンパンマンは死んでしまう

初期のおじさんアンパンマンは、いつか世界が平和になると信じて、焼きたてのアンパンを配り続けます。

しかしある日、国境を越えようとしたところで未確認飛行物体と間違われ、爆撃されてしまうという悲痛な最期を遂げるのです。

やなせさんは、自身の著書「わたしが正義について語るなら」(ポプラ新書)の中で、以下のようにおっしゃっています。

「正義を行う人は非常に強い人かというと、そうではないんですね。我々と同じ弱い人なんです」

正義のヒーローは私たちと同じ人間であり、今もすぐ身近にいるかもしれないし、もしかしたら私たち自身だってヒーローになれるのかもしれない。

初期のアンパンマンの最終回では、きっと、そんなことを伝えたかったのだろうと思います。

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