【ラピュタ】ムスカ大佐の本名や年齢は?おなじみの名言も紹介

天空の城ラピュタ

1986年に公開されたジブリ映画『天空の城ラピュタ』の悪役と言えば、ムスカ大佐。

有名なセリフや個性豊かなキャラクター性も相まって、ジブリ作品の中でもかなりの人気を誇る人物です。

この記事では、ムスカ大佐のプロフィールや名言集、彼にまつわる噂など詳しく解説していきます!

ムスカ大佐のプロフィール!本名・年齢・声優など

本名ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ
年齢28歳(または32歳)
声優寺田農(てらだみのり)
性格一見紳士的だが、冷酷な野心家

ムスカ大佐は、茶髪に黄金色の瞳、度の入ったサングラスという出で立ち。

若干28歳にして大佐という高い地位についている、非常に優秀な人物です。

また、旧約聖書やラーマヤーナなどの古典にも明るく、教養があります。

暗闇の中でシータのおさげ髪を打ち抜いた腕前から言って、射撃まで得意なようですね。

ムスカ大佐って何をする人?表の仕事について

ムスカ大佐はその名の通り、軍の大佐です。

特務機関に所属しており、政府から秘密裏にラピュタを調査するよう命令を受けています。

モウロ将軍がシータを拷問するよう提案したのに対し、ムスカ大佐はパズーの命を助けることを条件にシータへ協力を仰ぎました。一見すると、紳士的な策士に感じられます。

ところがその実態は、仲間を裏切っても楽しんでいる様子さえ見せるような、残忍で容赦のない性格をしているのです。

ムスカ大佐の正体って何者?実は王家の末裔

ムスカ大佐の本名は、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ

これはヒロインのシータと同じく、ラピュタの王家を意味する名前です。

シータが真の王家の末裔だとするならば、ムスカ大佐は分家のような家系。シータはラピュタに存在につながる呪文や飛行石を受け継いでいた一方で、ムスカ大佐は古文書を受け継いでいました。

ムスカ大佐は上手く軍に取り入り、政府の後ろ盾を得てラピュタを調査します。そしてピュタが見つかった暁には自分が王として君臨し、ラピュタを復活させようと目論んでいたのです。

ムスカ大佐の声優は寺田農さん

ムスカ大佐の声を担当したのは、俳優の寺田農(てらだみのり)さん。

ムスカ大佐と言えば、印象的なセリフが多くモノマネやネタに起用されがちですが、寺田さん本人は今となってはセリフを3個ほどしか言えないのだそうです。

本人曰く「当時2日で録ったから覚えていない」のだとか。

もしもムスカ大佐とシータが結婚していたら…?

ムスカ大佐は劇中の終盤、ラピュタの中で、シータへ向かって「当分、2人っきりでここに住むのだからな」というセリフを投げかけています。

これは、自分も知えり得ない呪文や飛行石を受け継いでいるシータを利用し、完璧なラピュタ王になりたかったために出たものでしょう。

また、あわよくばシータに正当な血筋の子を産んでもらい、自分が真のラピュタ王の父親になろうと企んでいたとも考えられます。

どちらにせよムスカ大佐は、シータをしばらくの間は自分のいいように利用し、ラピュタを完全なる王国として復活させたかったのです。

ところがシータはもちろん拒否。パズーと一緒にラピュタを滅ぼすことを選び、ムスカ大佐の野望が叶うことはなかったのでした。

ムスカ大佐のセリフ集!「目が〜」「人がゴミのようだ!」の他にも

名言1:流行りの服は嫌いですか?

劇中序盤で軍の兵士たちに捕まり、要塞に幽閉されてしまったパズーとシータ。

「パズーに会わせて」というシータへ、暗に「大人しく言うことを聞けば悪いようにはしない」という脅しをこめた一幕のセリフです。

確かにまだこの時点では、ムスカ大佐は紳士的な態度をとっていますね。

名言2:どこへ行こうというのかね?

ラピュタ内部で、自分の正体を明かしたムスカ大佐。

逃げるシータを余裕の表情で追いかけているときのセリフです。

自分の勝利を確信し、逃げ場のないシータを嘲笑うかのような、冷酷なシーンでした。

名言3:ラピュタは滅びぬ!何度でも蘇るさ!

ラピュタが一度滅びた理由について、シータが「土から離れては生きられないのよ!」と語った後、ムスカ大佐が叫んだセリフです。

ムスカ大佐がラピュタの力をどれだけ妄信しているか、よく分かりますね。

名言4:見ろ!人がゴミのようだ!

言わずと知れたムスカ大佐の名言!

政府軍を裏切り、兵士たちがラピュタから落下していくのを見ているときの言葉です。

つい先ほどまで仲間だった人間をゴミ扱いするとは、ムスカ大佐の残忍さがよく表されています。

名言5:君のアホ面には、心底うんざりさせられる

上司であるモウロ将軍へこの言葉を投げつけたムスカ大佐は、ラピュタの雷を開放。

将軍たちを突き飛ばし、ラピュタから落下させるのです。

なんて恐ろしいことを……。

名言6:3分間待ってやる

自分の勝利を確信しているムスカ大佐、よほど自信があるのでしょう、シータの元へかけつけたパズーへ猶予を与えてしまいます。

また、この3分間で、ムスカ大佐自身もリボルバーへ弾を込めなおしたのだとか。

しかしこの選択は、優秀な策略家であったムスカ大佐の、劇中最大のミスとなってしまいました。

名言7:目がぁ〜!

滅びの呪文「バルス」を唱えることを選んだパズーとシータ。

ムスカ大佐は「目がぁ~!」と叫びながら崩れ行くラピュタから落下し、自らもまたゴミのような人になってしまったのでした。

ムスカ大佐はなぜ目が見えなくなったの?

ムスカ大佐は元々視力が悪く、度の入ったサングラスをかけていましたが、物語終盤まではしっかりと目が見えていました。

最後にパズーとシータが唱えた滅びの呪文「バルス」によって放たれた飛行石の強烈な光によって、目を焼かれ、失明してしまったと考えられます。

実際に、太陽光やレーザーなどが一点に集まった強烈な光を浴びると、失明する恐れがあるのだとか。

ムスカ大佐はラピュタから落ちて最後どうなった?

ラピュタが崩れ行く中、ムスカ大佐がまるでゴミのように落下していくシーンを見ることができるのをご存知でしょうか?

あれほど高いところから落下すれば、もはや命はないでしょう。

政府軍を派手に裏切ってしまったこともあり、もはや誰からの救助も見込めません。

ムスカ大佐はラピュタから落ち、命までも落としたと考えられます。

ラピュタ崩壊シーンでトトロが飛んでいるってホント!?

この噂の真相は、スバリ、本当です!

ただし、ラピュタの崩壊シーンではありません。

DVDの表紙になっているイラストに描かれた、政府軍の戦艦ゴリアテの模様がトトロなんです!

おそらくラピュタの崩れた瓦礫に混ざってムスカ大佐が落ちているという事実と、ないまぜになってしまったのでしょう。

スタジオジブリのささやかな遊び心、面白いですよね。

次に『天空の城ラピュタ』を見るときには、ぜひムスカ大佐の正体や名言に注目してご覧になってみてはいかがでしょうか?

[laputa]