「急に映画館に行くことになったけど、最前列しか空いてない!!」
人気作品の、特に週末の上映ではよくありますよね。どうしても今日見たい、でも首が痛くなったらどうしよう…考えてしまいます。
この記事では、映画を最前列で見る場合のメリットやデメリット、ちょっとした工夫などを徹底解説!
私も何度か最前列で映画を見たことがありますが、正直つらいです。
でもちょっとした工夫で、かなり快適になるんですよ。また、最前列でしか味わえない楽しみもあります。
映画大好き、映画館にもしょっちゅう通っている私自身の経験もまじえて解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【映画館】一番前の最前列の見え方は…?
正直、見やすいとはいえません。
でも状況によっては、最悪とも言えないのです。
私のイチオシは、お子様連れの方です。
実は、子供にとっては前の座席が見やすいのです!
子供が見やすい席は最前列?
背の低い子供の場合、後ろの席だと前に背の高い人が座ったら、頭が邪魔になってスクリーンほとんど見えないことがあります。
子供用のクッションを貸し出している映画館もありますが、子供の多い映画では早めに行かないとなくなってしまうことも…。
でも最前列なら前に人が座ることがないので、そんな心配は無用。子供連れで、時間に余裕が持てない場合は最前列もアリです!
ただ、最近の映画館は傾斜がしっかりついています。大人ならあまり背の高くない人でも、前の人の頭が気になることはありません。
もう一つ、お子様連れの方におすすめな理由は、映画館前方は人が少なめだからです。
映画館は、どうしても真ん中より後ろ側の中央部分から席が埋まります。
周りの人を気にせずに映画を楽しみたいなら、映画館前方がベストなのです。
最前列で快適にみるコツは?
最前列での映画鑑賞がなぜしんどいかというと、ずっと上を向いていなければならないから。
見上げ続けることで首が疲れ、痛くなるという方が多いのです。
そこでおすすめなのが、端側の席です。
一番前の端っこなら首が痛くならない
端っこの席を選べば、真上ではなく斜め方向を見上げることになるので、最前列中央席よりずいぶん楽になるんですよ。
私自身どちらの席も経験したことがありますが、斜めからの方がスクリーンとの距離もでき、見上げる角度はかなり緩やかになります。身体も少し横に傾けることができるので、背もたれが利用しやすくなって首への負担も大幅に軽減。
最前列での映画鑑賞を体験してみたい、でも不安を感じるという方がいたら、まずは端っこの席から挑戦してみるのがおすすめです。
前から2列目〜5列目も見え方は最前列とほぼ同じ
映画館で見にくい席というと、とにかく最前列が挙がりがち。
ですが4列目~5列目くらいまでは、どうしてもスクリーンを見上げる姿勢になります。
疲れ方は最前列とそれほど変わりませんし、3列目の中央に座るなら、2列目の端の方が目や首には優しいので、体調や気分によって選択肢に入れてみて下さいね。
映画最前列好きに聞きました/最前列に座るメリット
続いて、映画館で最前列を選ぶメリットを解説していきますね。
1.没入感が抜群!
2.足を伸ばしてリラックスできる
3.周りに影響されず映画に集中できる
最前列には「見にくい」という欠点しかないと思われがちですが、実はメリットもあるんです!
1.没入感が抜群!
これについては、最前列に勝る席はありません。
最前列はスクリーンとの距離が近く、遮るものがなにもないため、2Dでの上映作品でもまるで映画の中にとびこんだかのような、3D上映に近い感覚を味わうことが可能。
また比較的空いているため、人の気配を気にせず映画に没頭でき、視界いっぱいのスクリーンをあますところなく堪能できるんです!
余計なものを一切排除して映画を楽しみたいという人には、これ以上ぴったりなポジションはありません。
2.足を伸ばしてリラックスできる
映画館の椅子に座ったとき、前の座席との間隔が狭いと感じたことはありませんか?
人が前を通る際、足をずらしたり、立ち上がったりした経験は誰にでもありますよね。上映中、少し身体を動かそうとして、うっかり前の座席を蹴ってしまい、焦ったなんていうこともありがちです。
最前列ならそんな煩わしさはありません。前には何もないので、背の高い人でも足を伸ばし放題、組んでも人の椅子に当たることはないのです。
最前列は空いていることも多いので、体勢を変える場合もそれほど周囲に気を遣わなくて済みますよ。
3.周りに影響されず映画に集中できる
映画館で後ろの方に座っていると、トイレに立つ人、スマホをのぞく人、そわそわと落ち着きのない人…いろいろな人が視界に入ってきますよね。
耐えられないほど気になることはめったにないかもしれませんが、そのたびにふと現実に引き戻されます。
でも最前列なら、後ろで何が起こっていようと視界には入ってきません。
誰にも邪魔されず、映画を楽しむことができるのです。
映画館の一番前/最前列に座るデメリット
続いて、最前列に座るデメリットです。
1.スクリーン全体を観にくい
2.見上げる姿勢になるため首が疲れる
3.集中力が途切れやすい
よく言われていることですが、その理由とともにあらためて解説していきます。
1.スクリーン全体を観にくい
最前列では視界いっぱいにスクリーンが広がるため、迫力がある分、画面の端や上の方など、細かな部分は見づらくなります。
最前列は字幕映画には不向き
特に字幕映画の場合、字幕を読むためいちいち視線を下に移動しなくてはいけません。
また説明が少なく、画面で物語のヒントや登場人物の感情が表現されるミステリー、シリアスな人間ドラマの場合も、細かな部分を見落としがちになります。
私の経験上、視線を忙しく動かさなくてはならないのはじわじわと目の疲労につながります。
少なくとも字幕映画の最前列鑑賞は、慣れないうちは避けるのが無難です。
2.見上げる姿勢になるため首が疲れる
これは最前列に座る限り、避けては通れない宿命です。
程度には個人差があり、まったく平気だという人もいますが、中央や後方の列で見るよりは必ず疲れます。
特に日頃から肩こりの自覚がある人、首を痛めやすい人は気をつけて下さい。
3.集中力が途切れやすい
首が疲れてくると、映画どころではなくなってきます。
場合によっては痛みが出ることもあるため、集中どころか、スクリーンを見ていることすらつらくなってしまう場合も…。
首の疲れは体調によっても変わってきます。風邪気味、睡眠不足などで本調子じゃない日は、最前列での映画鑑賞は避けたほうが良いでしょう。
快適に最前列で映画を観るための対策方法
やっぱり映画を普通に楽しむなら、真ん中の席を選ぶのが最適解といえます。
でも、それでも最前列で迫力のある映画鑑賞を楽しみたい、もしくはそれしか選択肢がないという場合は、ちょっとした対策があります。
1.ネックピローを持ち込む
2.ブランケットを借りネックピローの代わりにする
3.リクライニングシートがある映画館に行く
それでは、くわしく紹介していきますね。
1.ネックピローを持ち込む
最近は持ち込みに厳しい映画館が多いです。
でもそれは、ものによっては周囲に迷惑を掛ける可能性があり、ゴミ問題にも関わる飲食についてのみ。
ネックピローの持ち込みは大丈夫なので、旅行用などで持っている人は、ぜひ使ってみて下さい。
首への負担が格段に違います!!
2.ブランケットを借りネックピローの代わりにする
ほとんどの映画館で、無料、もしくは有料でのブランケットの貸し出しをしています。
まるめて首にはさめばネックピローのかわりになりますし、マフラーのように巻いても首はかなり楽になります。
また、夏場の映画館で意外とあるのが冷房の効きすぎ。羽織るものを持っていなくても、首をあたためるだけで冷えも疲れもかなり解消されるので、この方法はおすすめです!
3.リクライニングシートがある映画館に行く
映画館によっては、利用者がどうしても少なくなりがちな最前列のみ、リクライニングシートやソファを設置しているところがあります。
その場合、背もたれを倒したり、オットマンに足を乗せたりすれば、ほどんど寝転がるような姿勢で映画を楽しむことも可能!
これは最前列のデメリット、首への負担が大幅に軽減されるどころか、家で映画を見るのと同じくらいリラックスすることもできます。
イオンシネマの最前列がすごい!特別シート
イオンシネマの最前列に鎮座している極上特別シートをご存じでしょうか?
なんと体を横たえながら映画鑑賞ができるんです!
広い映画館空間をプライベート空間に感じさせてくれる特別席。いつか私も利用してみたいと思っています。
コンフォートシート
コンフォートシートは、広々としたシートにリクライニング機能がついており、背もたれを倒してリラックスしながら映画を楽しむことができます。
足を伸ばし、映画に没頭するのはもちろん、友達と楽しいひとときを過ごすにも最適です。まるでプライベートなムービータイムのような感覚を味わえます。
追加料金無料で選択できる
コンフォートシートは、追加料金なし!
最前列のデメリットを消し去ってくれる寝転び型のシートが無料で利用できるんです。
これはとっても嬉しいですね。
ハイグレードシート
ハイグレードシートは、贅沢な映画体験を求める方にぴったり。
革新的なデザインのシートは、エレガントでモダン。快適さはもちろん、プライバシーも確保されており、周囲の騒音から解放され、映画に完全に没頭できます。プレミアムな映画鑑賞を求める方におすすめで、特別な日にピッタリ!
他にも映画館によってどんな椅子が設置されているか、利用に別料金がかかるかなど、システムは異なります。
ぜひ近くの映画館で調べてみて下さい。